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看護師11名と医師補助のスタッフで、内科外来の診療と内視鏡検査にあたっています。" 笑顔 " をモットーに、患者様に寄り添える看護を目指しております。
糖尿病で経過を見ていく必要がある方や(化学療法中などの)がん患者さんに、受け持ち看護師をつけ個別に関わっております。
認知症で困っている・元気がない・お家での心配事など、医師に相談までは・・・ということがありましたら、お気軽にご相談ください。
外科系外来は、入院患者様や救急患者様の対応も行っていることから、待ち時間が長くなりご迷惑をおかけすることがあります。
また、診察は予約されている方から優先していますので事前にご連絡ください。
今後も、スムーズに診察が行えるようスタッフ一同努めてまいりますので、ご理解・ご協力をお願いします。
若々しく元気なメンバーで、日々の検査業務に頑張っています。
私達のモットーは " 確かな知識と技術 " であり、住民のみなさまの健康のため、正確で迅速な結果とデータ・所見の分析および診療支援を心がけています。
また、「けんさパンフレット」や「検査説明表」などを発行し、手にとってご覧頂くような広報的なサービスにも力を入れています。
検査データのことなど分からないことがありましたら、お気軽にスタッフに声をかけてください。
病院食は薄味で味気がないなどのイメージをもたれる方もいらっしゃると思いますが、当院の給食は地元食材や旬の食材を積極的に取り入れ、作ったその日のうちに提供しており、多くの患者様から「美味しい!」との好評をいただいています。また、長期入院の方にも食事を楽しんでいただけるよう「行事食」というかたちで、月に一度、季節にあったスペシャルメニューを企画しています。
病院で提供する食事は、患者様に元気になっていただくための療養が一番の目的であり、そのために個々の病態や嗜好、摂食状態、アレルギーなどに合わせたきめ細かい対応も行っています。
管理栄養士(2名)が、入院時および定期的に患者様のベッドサイドへお伺いし、嗜好や栄養状態を把握し、改善に努めています。また、必要な患者様には、入院・外来にて栄養指導も行っています。
当院の給食業務は、平成28年4月1日より民間企業へ委託となりましたが、私たち給食スタッフは、これからも変わらず「安心・安全」、そして「美味しい」給食を提供できるよう、より一層努力していきます。
よく「院外処方になって、薬局はなくなるの?」と聞かれます。薬局というとお薬を作って渡すだけの場所だと思っている方がおられますが、じつは以下のようにたくさんの仕事があります。これからも患者さまが安心して医療を受けられるよう、皆で協力していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【 調剤業務 】
これまで通り、入院患者さまのお薬は院内で調剤します。
【 注射薬調剤業務 】
入院患者さまの注射薬を一人分ずつ取り揃えて払い出ししています。注射薬の配合変化(薬剤によっては混ぜると結晶がでたり、効果が弱まったりすることがある組み合わせがあります)や相互作用(組み合わせによって思わぬ副作用が現れることがあります)の確認や投与量・投与速度の確認も合わせて行っています。
【 医薬品管理業務 】
病院内で使用される医薬品の登録・発注・管理を行っています。
【 医薬品情報管理業務 】
薬をとりまく情報は日々変化しています。薬の副作用の情報や、新しく発売された薬の情報などを集めて管理・提供しています。
【 薬剤管理指導業務 】
入院中の患者さまに対するお薬の説明や、効果・副作用の確認などを行います。
【 化学療法(外来・入院)に関わる業務 】
抗ガン剤を安全に使用するために、レジメン(薬剤投与計画書)の管理や抗ガン剤の無菌調製を薬剤科で行っています。
【 TDM業務 】
特定の抗菌薬の血液中の濃度を測定・解析し、最適な投与方法の提案を行っています。
【 持参薬鑑別業務 】
入院患者さまが持ち込まれたお薬の鑑別や相互作用の確認などを行っています。
【 チーム医療への参加 】
糖尿病セミナーや、院内の感染制御対策、リスクマネージメントなど
透析患者さんやその御家族の不安や苦痛を理解し、安心して透析治療が受けられるよう日々努めています。
人工透析とは、働きが低下した腎臓の代わりに老廃物や余分な水分などを取り除く治療法のことで、主に「慢性腎不全」「急性腎不全」という病気の患者さんに行います。
私たちの体は、常に代謝を行っているので老廃物ができ、また食事をすることで分解された栄養から毒素が作られます。そして、これらの老廃物や毒素が含まれた血液を腎臓でろ過し、余分な水分と一緒におしっことして体外へ排出することで体内の健康を保っています。
しかし人工透析の患者さんは、この腎臓の働きを 透析装置 という機械で 人工的 に行わなければなりません。
人工透析には大きく分けて「血液透析」と「腹膜透析」があります。日本で行われている人工透析の約9割以上が「血液透析」で、市民病院でも現在25ベッドで行っています。「血液透析」では、患者さんと透析装置をつなぎ、血液を送りこんで浄化しキレイになった血液を再び体内に戻します。治療の回数としては、一回3~4時間かかり、一週間に2~3回は行う必要があります。
このように、腎臓の機能を失ってしまうと、「人工透析」などに頼らざるを得ません。
腎臓の病気の原因は様々ありますが、その多くは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、メタボリックシンドロームとも深い関わりがあり、誰もがかかる可能性のある病気と言われています。
また、初期のころには自覚症状がほとんどないため知らず知らずのうちに進行してしまうといわれ、現在日本では慢性腎不全患者が増え続けており、最近では「新たな国民病」と呼ばれ、約30万人が透析療法を受けています。
普段から、バランスのとれた食事(特に塩分の取りすぎに注意)をはじめとする規則正しい生活を心がけましょう。また定期的に健康診断を受けることで、慢性腎臓病(CKD)を予防しましょう。
------ 当院の透析室のプロフェッショナルをご紹介します-----
現在の透析装置はフロア設置タイプで、「透析通信システム」というコンピュータ機器を導入し、患者さんの体重・除水管理を適切かつ安全に行っています。
このシステムを導入したことで、私たちスタッフ一同、効率よく、スムーズな伝達・治療を行うことができています。
これは「逆浸透水処理装置」といいます。
とても大きな機械です。
人工透析を行うためには大量の水道水を使います。 水道水には塩素や不純物が含まれているため、これらを取り除くためにこの機械を使って、クリーンな水に換えて透析用水として供給するのです。
これは、「透析液供給装置」といって、血液透析では、血液をキレイにするためにかかすことができない「透析液」を作る機器です。
患者さんの状態にもよりますが、1回(約4時間)の透析液の使用量は120~150リットルです。
細菌などが侵入しないよう、管理やメンテナンスは、私たち臨床工学技士(計3名)が細心の注意をはらって行っています。
これは、「透析用監視装置」といいます。
水道水から始まって最終的に透析液として患者さんのベッドサイドまでたどりつき、透析液や血液の流れ、除水量、透析液の温度、抗凝固薬の注入量など様々な調節・監視をこの1台で行っています。また、血液透析療法(HD)に加えて血液ろ過透析療法(HDF)など治療ニーズにも対応できるようになりました。
新しい機器は、大きな液晶画面で操作しやすく、スムーズに管理できます。
透析室は9名のナースで頑張っています!
患者さん一人一人にあったケアと不安な気持ちを少しでも解消できるよう、「まごころ」こめてサポートしています。
手術は、体の負担はもちろんですが心の負担も伴うものです。
安全・安楽、そして少しでも安心して手術を受けていただけるよう、患者さんの心と体に寄り添う医療を目指しがんばっています。
手術室は3室あり、外科・整形外科が、時間と曜日の調整をとりながら、月~金曜日までほぼ毎日手術を行っています。外来診療から手術が必要となる方や、救急搬送などによる緊急的な手術まで対応できる体制を整えています。
当院の手術室担当看護師は、外科系外来と兼務しており、看護師と患者さんが「顔の見える関係」であることを大切に外来診療から手術に至るまでをフォローしています。手術を受けられる患者さんやご家族の不安が少しでも軽くなり、安全に手術が受けられ1日も早い回復につながるよう、スタッフ一同日々努力しています。些細なことでもかまいません、気になることや気づいたことがありましたら、遠慮なく看護師にお話しください。
手術室担当看護師は、外来診療や手術室看護の他にも「中央材料室」といって、手術室や院内で使用する器具の滅菌や消毒、またそれらの管理なども担当しています。滅菌というのは、目に見えない菌を殺菌し無菌状態にする作業であり、患者さんへ安全に使用できるよう常に神経を集中させ作業しています。
理学療法士4名でがんばってます!
理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対して、運動機能の維持・改善を目的に、運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法のことを言います。
理学療法士は、この「理学療法」を用いて、「立ったり座ったりする」、「寝返る起き上がる」、「手足を動かす」、「歩く」など日常動作を行ううえで必要な基本的動作の改善を目指します。理学療法士を一言でいうならば「動作の専門家」です。関節可動域の拡大、筋力の強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習、歩行練習など能力の向上を目指す治療法まで、動作改善に必要な知識・技術を用いて、日常生活動作の自立を目指します。
当院の理学療法士は、4名体制で入院・外来の患者さんのリハビリテーションを行っています。これまで以上に患者さんの希望に対応していきたいと、リハビリ室スタッフ一同意気込んでいます。
また、院内の委員会や災害派遣医療チーム(DMAT)、地域ケア会議のアドバイザーとしての参加などリハビリ業務以外の活動も行っています。
実はリハビリテーションには本当はとても広い意味があり、Rehabilitation→re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)から成り立っている言葉です。つまり、リハビリテーションとは、病気やケガなどによる障害をもとに戻すための機能回復訓練だけでなく、障害を持った方でも可能な限り社会生活への適応ができるよう「本来のその人らしく生きるための」すべての活動であると考えられています。
当院リハビリ室では、障害をもった患者さんが「できなくなってしまったこと」や「こんなことがしたい」という希望に対して、残された能力を最大限にひきだし、もとの社会生活へ一日でも早く復帰できるよう全力でサポートしています。
その内容は主に、患者さんの状態の把握、治療方針の決定や修正、在宅復帰に向けての検討などを行います。特に在宅復帰に向けては、患者さんとご家族の希望を尊重しながら、その希望にできるだけ添えるように、チーム一丸となって話し合います。
また、当院では専門学校などのリハビリ研修生の受け入れもしており、この「カンファレンス」には研修生も参加してもらい、チーム医療について勉強しています。
私たちは、放射線技師4名、受付担当1名で、医師の指示により、レントゲン撮影・CT検査・MRI検査・エックス線透視撮影・骨密度測定などの検査を行い、診断に必要な画像データを作成し、医師にその情報を伝える仕事を行っています。
CT装置で撮影するものは、ほとんどが人体です。内臓や骨、血管などの複雑で鮮明な画像を目にした方もいると思います。
ところで今回、ちょっと変わったものを撮影してみました。
普段目にしているものでも、どのように写し出されるのか見てみましょう!
平成26年8月よりGE社製64列マルチスライスCT660が稼働しています。これまでの機器にくらべ、高機能・高性能はもちろんですが、撮影時間の短縮や低被ばくの実現など、患者さんにとってもやさしい内容が特徴です。
CT(computed tomographyの略,コンピュータ断層撮影)を用いたエックス線検査です。CTスキャンともいいます。身体にエックス線を照射して、通過したエックス線の量の差をデータ化し、コンピュータで処理することによって体の内部を立体的に画像化します。
エックス線には、肺のように空気のたくさんあるところは通過しやすく、骨は通過しにくいという性質があります。そのため身体の組織や臓器によってエックス線の通過しやすさ(透過性)は異なり、この差を利用して画像を作り出すことができるのです。このような装置はマルチスライスCTと呼ばれ、短時間で広範囲を撮影することができ、立体的な画像(3D画像)を容易に映し出すことができます。
エックス線は、ドイツの物理学者レントゲン博士が1895年に発見したものです。
「目に見えない光」、「未知の光」という意味で「X線」と名付けられました。ですから、正式な呼び方は「エックス線」ですが、発見者の名前をとって「レントゲン線」とも呼ばれています。
つまり「レントゲン」と「エックス線」は全く同じで、「レントゲン検査」・「エックス線検査」といった場合、どちらも同じ意味となります。
エックス線は、テレビや携帯電話の電波や暖房器具の赤外線、日焼けの原因となる紫外線などと同じ電磁波の一種で、紫外線よりもさらに波長の短いものです。医療の場では、エックス線撮影やCT検査に利用されていますが、このほかにも様々な分野で幅広く利用されています。
検査時には、CT装置の寝台にあおむけに寝て検査を受けます。撮影目的とする部位に正しくエックス線が照射されるように、ガントリーという大きな円筒状の穴の中に寝台ごと移動させて撮影を行います。
ガントリーの中では、エックス線管球(エックス線を出すところ)と検出器が向き合った形で配置されており、これが身体の周りをぐるりと回りながら信号をとっていきます。(これをスキャンといいます)検出器で受けたデータはコンピュータで処理され画像化されます。
CT検査では、身体を輪切りした断面像が得られるため、身体の内部の構造を詳しく調べることができます。
これまでのCT検査では、1つの断面(1スライス)をスキャンするのに1秒~数秒かかるうえ、目的の部位をもれなくスキャンするために少しずつ位置をずらし(寝台を少しずつ移動させ)何回かスキャンをしていました。検査時間は撮影部位によっても異なりますが、約5~15分かかっていました。
マルチスライスとは現在最新の方式です。今回当院導入のマルチスライスCT装置では、目的の部位をらせん状に一周し多数の断面を撮影することができるため、短時間で広範囲を検査することから患者さんの負担も少なくなりました。また、得られた断面像を再構成することにより、さらに高精度の3次元立体画像も得られるようになっています。
エックス線ときくと、なんとなくこわいと思われるかもしれません。 エックス線の被曝により発がんの可能性があることは事実です。
しかし、医療で使われるエックス線の量は通常に少なく、発がんの可能性は十分小さいものとされています。
エックス線以外にも日常生活の中にはタバコやお酒など、健康を害するものがたくさんあります。それらによるリスク(危険度)と比べてもエックス線検査によるリスクは決して高いものではなく、検査によって得られるメリットの方がはるかに大きいものがあるのではないでしょうか?検査の際には、目的とする部位以外に余分なエックス線が照射されないように放射線技師が工夫して撮影を行ないます。
また、最近のCT装置は、さらに少ないエックス線量で撮影できるように改良されていますので安心して検査を受けて下さい。 ※ ただし、妊娠している女性の場合には、注意が必要です。妊娠している方やその可能性のある方は診察の時または撮影前などに必ずそのことを医師・放射線技師に伝えて下さい。
エックス線(管球)により透過された身体のデータ信号を、検出器が読み取り(スキャン)画像化されます。
さて、この検出器が読み取れる「幅」はどれぐらいだと思いますか?
少し前までは1cmが主でしたが、近年の技術の進歩により1cmを16分割した0.625mmが現在の幅となっています。その幅の検出器を64個並べて一度に4cm幅を検出できるのが64列CTです。
これまでは4列でしたので、今回の新CTは、16分の1の時間で撮影できるということになりますね。