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市民病院の入院病棟では、看護師が「3交代勤務制」という勤務形態をとり、入院患者さんの看護ケアを行っています。
「3交代勤務制」では24時間切れ目なく患者さんの看護ケアを行うために、日勤 (8時30分~17時15分)・準夜勤 (16時30分~1時00分)・深夜勤 (0時30分~9時00分)と勤務する時間帯を3つに分け勤務しています。
~One day~
夜勤者(深夜)からの申し送り、受け持ち患者さんの情報を受け取ります。
「おはようございます」「お疲れ様でした」の挨拶を交わし、明るくさわやかに業務が開始されます。 受持ち患者さんの情報をもとに検査、指示された注射・点滴・内服薬の確認を行い患者さんに実施します。 その後、看護ケア(指示された処置、日常生活援助)に全員が入ります。 医師の回診に同行し医療処置の介助、患者さんの訴えを把握します。
環境整備や患者さんのバイタルサイン測定などの看護ケアを行います。 患者さんを観察することで得られた情報から、気になることがあれば医師に報告し指示を仰ぎます。
入院や退院される患者さんのお世話をします。 緊急入院の患者さんには受け持ち看護師だけでなく、多くの看護師がかかわり治療の介助や患者さんの苦痛緩和に努めます。 医師の治療や処置の介助をします。
昼食の配膳、食事介助を実施します。患者さんに合わせた食事が提供されます。
管理栄養士と連携し患者さんが少しでも食事が進むよう話し合いをします。
お昼休憩は交替で取ります。
ナースステーション内の休憩室でお昼休憩をします。
手作り弁当の職員もいます。
手術を受けられる患者さんを手術室まで送ります。
患者さんはとても不安です。患者さんを励まし、見送ります。医師や手術室スタッフは安全な手術に全力を注ぎます。
午後の患者さんのバイタルサイン測定、看護ケア、処置を行います。 患者さんの看護必要度を毎日測定します。
患者さんの看護計画や、患者さんの問題点などについてミニカンファレンスを行います。
リハビリカンファレンスや、医療ソーシャルワーカーとの話し合い(週に1回)に参加します。
準夜勤務の看護師に申し送ります。 受持ち患者さんの情報や新しく入院した患者さんについて説明します。 夜間の処置や、医師の指示変更など間違がないように申し送ります。
日勤勤務が終了します。
重症患者さんの様子をチェックします。
夕食の配膳、食事介助を実施します。
病棟をラウンドし患者さんのバイタルサインのチェックをします。 患者さんが就寝されるまで時間処置や看護ケアを実施します。 急入院患者さんを受け入れます。
患者さんが就寝できるようラウンド(見回り)します。
就寝後も患者さんに異常は無いか定期的にラウンドします。
看護記録や、明日の検査の準備をします。
深夜勤務の看護師に申し送ります。
受持ち患者さんの情報や新しく入院した患者さんについて説明します。
準夜勤務の終了です。
患者さんが問題なく過ごされた夜はホっとして自宅に帰ります。
重症患者さんの様子をチェックします。
患者さんは就寝中ですが、看護師は定期的に患者さんの様子を観察するため病棟内をラウンド(見回り)しています。
看護記録や、受持ち患者さんの看護計画の評価などを行います。
今日の採血検査の準備をチェックします。
「おはようございます」「よく眠れましたか?」の挨拶をしながら患者さんに起床をお知らせします。
血液検査の指示に従って採血を実施します。
朝の看護ケア(主に洗面、排泄)を実施します。
朝食の配膳、食事介助を実施します。
日勤勤務の看護師に申し送ります。
受持ち患者さんの情報や新しく入院した患者さんについて説明します。
患者さんの事を気にしつつ自宅に帰ります。
この様に市民病院の入院病棟では、「3交代勤務制」により24時間切れ目なく患者さんの看護ケアを行っています。
今日もまた、様々な患者さんと共に戦い続けるナースの姿がそこにはあります。
以上、ナース密着 24時間でした!