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丹羽 朋美さん(51)
出身地/愛知県小牧市
移住時期/2022年3月
家族構成/パートナー、犬1匹、猫2匹
「いつか田舎暮らしをしたいね」と何年も前からパートナーと話していました。
四万十市には10年前からパートナーや動物たちと一緒にサーフトリップで何度も来ていたんです。移住者の友達も多く、きっと住みやすい町なのだろうな、と思って、移住先の候補地の1位になりました。
2021年11月にNPO法人四万十市への移住を支援する会の面談を受けた時、移住はまだ先の話だと思っていましたが、せっかく来たので空き家を見せていただいて、その中の一軒が今のお家でした。ホームページで見た時は特にピンときていなかったのに、実際に見てみたらとてもいいな、と。まわりは山に囲まれていて、畑があって敷地が広くて車も停められるという、事業をできる環境が整っていました。
迷いましたが、いいなと思う空き家がずっと残っているとは限らないですし、私たちの移住後のビジョンを聞いたNPOの担当の方が背中を押してくれたことも大きかったです。
全部ゼロにして完全に移住するとしたら難しかったと思います。愛知県の持ち家は売らず、2拠点移住だったら無理なくやっていけそうだったことと、あとは勢いですね!
つばき(愛犬)が慣れて近所を散歩できるようになってから、同じように犬を飼われている方を通して、地元の方とお話する機会が増えてきました。
地元の方から、我が家の石垣は明治時代に作られたものなので地震にも強いと思う、と教えてもらって安心したり、散歩中に見晴らしのいい気持のいい場所を見つけたり、自然に囲まれて植物200%の理想の暮らしを実現しています。
建築やインテリアの知識が少しあるのでDIYで少しずつ、家の前にある離れの小屋に手を加えていきました。
敷地内には薬草園を作りたくて、少しずつ植物を増やしています。
ただスパイスやハーブを販売するお店ではなく、この場所を拠点にして、薬草講座やワークショップをやっていく予定です。料理や薬、美容など、植物は暮らしのすべてにつながっています。
「草木と暮らし」をテーマに、野草を摘んで乾燥させてお茶にしたり、ちょっとした薬味を庭で摘んで料理に使ったりという身近な体験を通して自然とつながり、環境を考えることにつながっていくようなライフスタイルを提案していきたいです。
やりたいことを実現するかどうかは自分次第だと思います。明日、何があるかわからないので、移住したいと思ったら早く動いたほうがいいですよ!
二拠点移住は移動が大変と言われますが、移動中に友人宅へ立ち寄ったり、観光したり、ゆとりある行程にし、旅している気分で楽しんでいます。
「spice herb ∞ pratyaya ∞」Instagram
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※このインタビューは2024年5月現在の内容です。