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サーフィンをきっかけに四万十市移住 夫婦で叶えたクラフトビール醸造所『SHIMANTO Brewing』

更新日:2025年8月19日更新 印刷ページ表示

岡林さんアイキャッチ

サーフィンをきっかけに四万十市移住 夫婦で叶えたクラフトビール醸造所『SHIMANTO Brewing』

岡林孝典さん(53)・明子さん(46)

出身地/兵庫県(移住前:大阪府)

移住年/2016年

サーフィンをきっかけに関西から移住した岡林さん夫妻が、四万十市にクラフトビール醸造所『SHIMANTO Brewing』をオープン! 四万十市の新しい魅力のひとつとして注目が集まる。​

四万十市に移住されたきっかけは?

孝典さん(以下:孝):きっかけはサーフィンですね。2人ともサーフィンが好きなので気が付けば月1~2回は高知県西部のサーフスポットに通うようになり、移住の先輩から「いっそ移住したらいいのに」と言われることもありました。

明子さん(以下:明):移住もありかもしれないと考えていたら、仲良くなったローカルサーファーの方から家を借りられることになり、まずは2拠点移住から始めることにしました。あとはなんとかなるだろう、という気持ちでしたね。

岡林さん夫婦①

移住後のお仕事について教えてください​

明:移住して最初に関わらせてもらったのは、ふるさと納税の仕事でした。ここでしかできない仕事にチャレンジしたかったのと、県外出身という立場だからこそ生かせる視点があるのでは、と思ったのが理由です。その後は、ビールが好きなので大手ビール会社で営業職をしていました。

孝:私は配達の仕事で、アンカーキャスト®という勤務時間が13時から21時の働き方をしていました。午前中にしっかりとサーフィンを楽しむ生活ができたのでよかったですね。

明:ビール好きが高じて、今年1月にはクラフトビール醸造所『SHIMANTO Brewing』をオープンしました。実のところ昨年は仕事をしながら醸造所の準備も進めていたので2人ともとても忙しくて、サーフィンに行けてないんですよ(笑)

クラフトビール醸造所『SHIMANTO Brewing』について教えてください

明:ふるさと納税の仕事で出会った地元の生産者さんの食材——レモン、文旦、ブシュカンなど——を使ったクラフトビールを作り、販売しています。お店で飲むのはもちろん、瓶でお持ち帰りもできます。

四万十には本当においしいものがたくさんあるのに、それが外にあまり発信されていないのは、すごくもったいない。クラフトビールを通して、魅力を伝えていきたいと思っています。

孝:お店の内装は自分たちでDIYしました。大工をしていた時期もあって、黙々と手を動かして何かを作ることが好きです。ビールづくりにも、ものづくりの楽しさを感じています。​

岡林さん

お店を始めたきっかけや、始めてからの変化を教えてください

明:もともとクラフトビールが好きで、やってみたいなと考えていましたが、正直なところ自分にできるとは思っていませんでした。たまたまテレビで私よりも年上の女性がひとりでビールづくりをしているのを見て、背中を押された気持ちで「クラフトビールを作りたい」と言葉にするようにしたら、そこから作り方の勉強や設備の準備、製造の許可など一気にいろんなことが進んでいきました。

孝:お店の大家さんも「ここでなにか面白いことをやったらいい」と前々から言ってくれていたこともあり、クラフトビールを作りたいと話すと喜んでくれました。

明:タップルームに来られるお客様は観光客や移住者、サーファーの方が中心かなと予想していましたが、蓋を開けてみると意外と地元の方がたくさん来てくださっています。クラフトビールが好きな方や、興味があって試してみたかったという方など女性が多い印象ですね。口コミで来てくださる方も増えてきて、地域とのつながりを少しずつ感じられるようになってきました。

孝:夕方4時から開いているので、飲み会前にちょっと立ち寄って一杯飲んで行かれる方もいますよ。

岡林さん夫婦③

​これからやってみたいことは?​​

明:高知に根付いた“ローカルブルワリー”を目指しています。

クラフトビールを通じて、高知や四万十の魅力をたくさんの人に伝えていけたらと思いますし、観光で訪れる方や移住を検討している方に「高知って面白そう」「四万十市に行ってみたいな」と思ってもらえるきっかけになれたら嬉しいです。本当にいいところなので。

地元の方との交流が生まれたり、高知全体が盛り上がっていくような活動につながれば嬉しいですね。

​これから移住したい人へアドバイスをお願いします

孝:まずは、相談できる人や場所があると安心だと思います。私たちも実際に移住する前に何十回も四万十に来て、少しずつ知り合いが増えていきました。

いきなり移住を決めるのではなく、何度か訪れてみて「長く住みたい」と思えたら、まずは2拠点移住から始めてみるのもおすすめです。

明:実際に住んでみて、初めの頃は不便だなぁと思っていました。今はもう慣れましたけどね。その「不便さ」も楽しめるくらいの余裕を持って移住するのがいいと思います。

孝:物価は正直、安いわけではありません。ガソリンや日用品などは都市部より高くつきます。ただ、野菜や魚は安くて新鮮ですよ。

 

 

SHIMANTO Brewing」Instagram<外部リンク>

 

 

※このインタビューは2025年7月現在の内容です。


高知家で暮らすへのリンク<外部リンク>

二段階移住サイトへのリンク<外部リンク>

四万十市への移住を支援する会へのリンク<外部リンク>

四万十市地域おこし協力隊ホームページへのリンク<外部リンク>

ピタマチへのリンク<外部リンク>