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カナダから四万十市へ地域に溶け込む

更新日:2025年3月27日更新 印刷ページ表示

カニハムさんインタビュー

カナダから四万十市へ地域に溶け込む

カニハム ジェシーさん(42)・ミカさん(39)

家族構成/夫妻・犬1匹

出身地/カナダ

移住時期/2021年12月

「たたら製鉄・古式鍛造工房くろがね」で外国人の鍛冶体験の受け入れをしている夫のジェシーさんと、映像編集の仕事をしている妻のミカさん。カナダから日本に移住して約7年。昨年結婚し、中山間地域の西土佐で楽しみながら暮らしている2人が田舎に溶け込む秘訣を教えてくれた。

四万十市に移住されたきっかけは?

ミカさん:もともと旅行でよく来ていた日本に、住んでみたらどうなるだろう、と考えていて、実際に移住したのは2018年のことです。2人とも英語の先生として、最初は大分県に移住しました。

ジェシーさん:四万十市に来たきっかけは「たたら製鉄・古式鍛造工房くろがね」の鍛冶体験でした。日本の鍛冶技術のすばらしさに感動して、「自分もやりたい」と言ったら鍛冶屋の林さんが「来たらいいよ」と言ってくれたんです。

カナダとスペインでも鍛冶屋の仕事をしていたのですが、家の玄関や手すりといったアイアンの装飾具を作ることが多くて、日本のように包丁やノミなどの道具は作りません。日本の鍛冶技術は世界一です。

ミ:今、私たちが住んでいる家は林さんが探してくれました。カナダでは古民家をリノベーションして住むのが一般的です。自分たちで少しずつ手直ししながら暮らしています。

ジェ:引っ越してきたのが12月でとても寒かったので、一番はじめにした作業は薪ストーブを設置することでした。

カニハムさん写真①

四万十市に来てから楽しんでいることや暮らしの中で変化したことは?

ジェ:普段は「工房くろがね」で外国人の鍛冶体験の受け入れをしているので、英語ばかり話しています。愛犬のパンケーキの散歩中に出会う近所の人とときどき話をしたり、地域のお祭りに参加したりするのは楽しいです。

ミ:私は移住した当初、インバウンド向けの英語の記事作成など観光取材の仕事をリモートで請け負っていました。今はYoutube の映像編集に重点を置いています。仕事のスケジュールが柔軟なので、私の方が地域の出役に参加する機会は多いですね。

外国人2人が地域の人にどう受け入れてもらえるだろうか、と初めは不安に思っていましたが、地域の人たちはみんな優しくて、畑を作っていると今の時期は何を植えたらいいか、どんな料理が美味しいかなど色んなことを教えてくれます。

ジェ:日本とカナダの違いは特に感じていません。あえて挙げるとすれば、日本のほうがみんなで公民館の掃除をしたり草刈りをしたり、一緒に何かをするコミュニティの意識が強いのかもしれません。
ミ:私たちのやりたかったことはすべて田舎にありました。一軒家に住んで、1日3回もパンケーキと散歩に行ったり、夏には黒尊川で泳いだり、サルやイノシシに出くわしたり、毎日素敵な経験をしています。

カニハムさん写真②

今後やってみたいことは?

ミ:家族がカナダから四万十市に遊びに来たときに、「景色の良いところね」と言って喜んでくれていました。ただ、今の家では狭くて家族が寝泊まりできないので、空き家をもう1軒、探しています。                                   ジェ:自分たちの手でリノベーションして、家族が来たときに滞在できる場所にしたいですね。

カニハムさん写真③④

​これから移住したい人へアドバイスをお願いします。

ミ:近所の人たちと仲良くなりたいなら家庭菜園がおすすめです。会話のきっかけになって、色んなことを教えてくれます。地元の方たちは、移住者に対して「どんな人だろう?」と不安があるので、声をかけてもらったら積極的に話をして馴染んでいくといいですね。

ジェ:田舎のコミュニティにはそれぞれの地域のやり方があるので、自分がやりたいことだけでなく、地域の人が求めていることや地域の中での役割を受け入れて、一緒にやっていくことが大事だと思っています。

 

「たたら製鉄・古式鍛造工房くろがね」HP<外部リンク>

※このインタビューは2025年2月現在の内容です。


高知家で暮らすへのリンク<外部リンク>

二段階移住サイトへのリンク<外部リンク>

四万十市への移住を支援する会へのリンク<外部リンク>

四万十市地域おこし協力隊ホームページへのリンク<外部リンク>

ピタマチへのリンク<外部リンク>