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家族が居心地のいいところで好きなことをしよう!

更新日:2025年2月27日更新 印刷ページ表示

松本さんインタビュー

家族が居心地のいいところで好きなことをしよう!

松本 凌平さん(32)・麻理衣さん(36)

家族構成/夫妻・子ども(7歳・5歳・3歳)

出身地/福岡県・東京都

移住時期/2023年10月

夫の凌平さんは四万十市地域おこし協力隊として活動しながら、「人と食をつなぐ」ハンバーガー屋をはじめ、妻の麻理衣さんは女性に寄り添うサロンを経営。家族5人で神奈川県から四万十市に移住し、「家族が居心地のいいところで好きなことをしよう!」を実現している。

四万十市に移住されたきっかけは?

凌平さん:移住前は湘南で暮らしていましたが、コロナを機に都会からやってくる人が増えて、海でサーフィンをしていても人の多さや雑音に疲れることが多くなっていました。

「家族が居心地の良いところで好きなことをしよう!」と決めて、県内外で移住先を探しはじめたのが2~3年前です。そんなとき、四万十川を一目見ようと訪れた四万十市で、自然の豊かさに圧倒され、人のやさしさや食のパワーに惹かれたことをきっかけに移住を決めました。

麻理衣さん:それまでにも福岡県への移住を試みたのですが、スムーズに進まず実現しませんでした。高知は当初、移住先として考えていなかったのですが、彼が高知旅から帰ってきたとき、とてもワクワクしながら話をしてくれたことを覚えています。

凌:「高知県Uiターンサポートセンター」から四万十市地域おこし協力隊の募集を教わり、「NPO法人四万十市への移住を支援する会」にも相談に乗ってもらいながら、仕事と家があればなんとかなるだろうと腹を決めました。子どもが3人いるので、最低限の収入が明確になったことは大きな決め手です。

移住者インタビュー松本さん写真①

四万十市に来てから楽しんでいることや暮らしの中で変化したことは?

凌:協力隊活動の傍ら、昨年3月に移動型のハンバーガー屋「Matsumotoburgerclub」をはじめて時々イベントに出展しています。もともとハンバーガーが好きで、毎日のように美味しいハンバーガーの研究をしていて、もし何か自分で起業するとしたらハンバーガー屋がいいなと考えていました。

高知は食が豊かなので1年を通して旬の地元食材を集め、季節ごとに楽しめるハンバーガーのレシピを1つ1つ研究中です。バンズは黒潮町のパン屋さん、パテの豚肉は宿毛市産を使うなど、高知の生産者さんたちの「想いを紡ぐ」ことを大切に、こだわりのハンバーガーをお届けしています。たくさんの方にご協力いただいて、ハンバーガーを通した食文化づくりに一歩ずつ地道に進み始めたところです。

移住者インタビュー松本さん写真③

麻:湘南に住んでいた頃はいわゆる待機児童問題で子どもたちを保育園に預けることができませんでした。四万十市ではすぐに保育園に入園できて、子どもたちは毎日友達と楽しく過ごしています。私自身もよもぎ蒸しや子宮マッサージを中心に女性に寄り添うサロン「mroom」を経営して、やりたいことに取り組む時間の余裕ができました。

逆に、生活の面で都会と変わらなくて助かっていることは、自転車で行ける範囲にスーパーやカフェなどのお店があることです。私は車の免許を持っていないので保育園の送り迎えも自転車ですが、不自由なく暮らせています。

移住者インタビュー松本さん写真④

凌:四万十市に移住してからまだ1年4カ月ですが、移住の目標にしていた「家族が居心地の良いところで好きなことをしよう!」は順調に叶ってきています。

麻:子育て環境も良いことばかりです。湘南の学校は1学年11クラスあって先生たちの目が行き届いているのか心配でしたが、四万十市の学校は少人数なので子どもたち一人ひとりをちゃんと見てもらえているという安心感があります。子どもたちは先生のことが大好きですし、暮らしにもすっかり馴染んで、もう幡多弁を使っています。

移住者インタビュー松本さん写真②

地域おこし協力隊の活動について教えて下さい。

凌:ミッションは休廃校舎の利活用です。休校舎や廃校舎をどのように活用していくか、市と話し合いを重ねています。中山間地域にある休廃校舎を訪ねる中で、地元の方にお話を聞く機会があり、さまざまな町の景色が見えてきました。活動の中で出会えた地元の農家さんに旬の野菜を教えていただいたり、ハンバーガー作りのヒントをいただいたりすることもあります。たくさんの人とご縁ができるのは、地域おこし協力隊の大きな魅力ですね。

​今後やってみたいことは?

凌:「Matsumotoburgerclub」は、豊かな食文化をつくるチームのような存在になれるよう命名しました。ハンバーガーをきっかけに、食と人、生産者と消費者をつなぎ、食との関わり方や食べ物への感謝を紡いでいくことで高知の食文化を一緒につくっていきたいと思っています。

麻:以前はヨガのインストラクターとして対面の教室を開講していました。今はオンラインのみですが、高知の自然の中、対面の教室もやってみようと考えています。そうなるとやはり車を運転できた方が便利なので、今年は車の免許を取る予定です。

​これから移住したい人へのアドバイスをお願いします。

凌:いろんな方から移住の相談を受けることがありますが、「移住」を少し重く考えている方が多いような気がします。ネットで検索すると、移住のメリット、デメリットなどたくさんの情報があふれていて、漠然と不安になることがあります。「好きなところに引っ越すぞ!」くらいに考えていいと思います。移住をサポートしてくれる方もたくさんいます。シンプルに、自分が行きたいところに好きなものを探しに行ってみてください。

麻:今持っている仕事や暮らし、価値観などいろんなものにしがみつくのではなく、手放してみることが必要だと思います。手放して行動すると、きっと何か見えてくるものがありますよ。

「Matsumotoburgerclub」Instagram<外部リンク>

「mroom」Instagram<外部リンク>

 

※このインタビューは2025年2月現在の内容です。


高知家で暮らすへのリンク<外部リンク>

二段階移住サイトへのリンク<外部リンク>

四万十市への移住を支援する会へのリンク<外部リンク>

四万十市地域おこし協力隊ホームページへのリンク<外部リンク>

ピタマチへのリンク<外部リンク>