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新型コロナウイルスは、第5波により、全国で多くの方の発症が確認されています。
都市部での感染の拡がりが地方へ波及していくという傾向は依然として続いており、高知県もインド型変異ウイルス(デルタ株)への置き換わりが進み、感染拡大の抑え込みが大変難しい状況となっております。
この変異型ウイルスは、感染力が強く、基礎疾患のない方や若い方でも重症化する場合があり、大変憂慮される状況です。
高知県は昨日をもって感染症対応目安を最も高い非常事態としました。
これらの事態に向き合っていくためには、基本的な感染予防行動に加え、新型コロナウイルスに感染しても発症や重症化を防ぐ「ワクチン接種」が今考えられる有効な手段と言えます。接種後には、発熱等の副反応が出る方もいますが、数日内には改善しています。
ただし、ワクチン接種に適さない方もいらっしゃいます。
全員が受ける必要はありませんが、ワクチン接種可能な多くの方が積極的に接種していただき、少しでも新型コロナが蔓延しない状況を作りたいと考えています。
最近の傾向として、若い方の感染が増えているにも関わらず、ワクチン接種が進んでいないという状況があります。ワクチン接種が可能な多くの方のご協力をお願いいたします。
また、基本的な感染予防対策を確実に行うとともに、普段から接している家族や仲間以外との会食や感染拡大地域との往来は控えていただくよう、併せてお願いいたします。
令和3年8月20日
四万十市長 中平 正宏