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四万十農園あぐりっこの栽培品目(トマト)

更新日:2022年3月23日更新 印刷ページ表示

トマトのポット栽培

四万十農園あぐりっこでは、施設トマト等の栽培を行っていますが、現在メインとなっているのは、トマトの「ポット栽培」と呼ばれる1.2L程度のポットに一本ずつを植え込み生育する栽培方式です。主に、岐阜県で行われている方式で、高知県内では2016年に当施設が初めて採用しました。
トマトの栽培方式は土耕栽培やロックウール栽培が主流ですが、このポット栽培は資材コスト、作業効率の良さ、病害リスクの抑制、管理の容易さなどにおいてメリットがあり、研修生の独立時にはこのポット栽培を推奨しています。

トマトのポット栽培

組み合わせが自由

ポット栽培の組み合わせ

ポット栽培は画像のようなカゴにポットを入れていくことで植え付け間隔を調整します。1カゴに3個でも4個でも置けるので、労働力が少ない場合は3個、収量を増やしたい場合は4個などと簡単に調整できます。

資材コストが安い

ポット栽培はコストが安い

ポット栽培は、水耕栽培で代表的なロックウールの半分程度のコストで設置できます。資材は市販されているカゴとポットが使用でき、土もポットの中に入れる分だけなので最小限に済みます。

作業効率が良い

ポット栽培は回転が速い

土耕栽培の場合、土作り(畝立て、耕起、水溜め、1ヶ月置く、堆肥や肥料の施肥など)に時間がかかります。ポット栽培なら2週間で新しいものを入れることができるので回転が速いです。 回転が速いということは、単に作業が楽なだけでなく、出荷時期を早めることができるので、単価の良い時期に出荷することができます。

病気のリスクが少ない

ポット栽培は病気のリスクが少ない

土耕栽培の場合、台風や大雨により水に浸かってしまうと病気が沢山出て半作以下になってしまうことも珍しくありません。しかも一回病気になると回復するのも難しいです。ポット栽培なら地面から約50cmも高い位置にあるため水に浸かるのを防げ、万が一病気が発生してもポットがそれぞれ独立しているので病害の拡大を防げます。

管理しやすい

あぐりっこ研修生

ポット栽培は高い位置にあるため作業姿勢が楽です。さらに地面に防草シートを敷くことでひざをついても汚れず衛生的で、スリッパで作業することもできます。

 


四万十農園あぐりっこに勤務している地域おこし協力隊の谷本隊員が、県のホームページ(産地からのお知らせ)で情報発信しています。