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このたび市では、市民ワークショップや市民座談会等でいただいたご意見や整備検討委員会での協議結果を踏まえ、建物の配置・平面計画・空間構成・デザイン・建築設備など施設整備の概要を示す基本設計を策定しました。
令和2年度は、この基本設計を踏まえ、さらに詳細な実施設計に取り組みます。
大ホールの座席数については様々なご意見をいただきましたが、市民ワークショップや整備検討委員会での議論に加え、実際にプロモーターへのヒアリングも実施する中で、(1)交流スペースや日常的な市民活動のための諸室への影響、(2)イニシャルコストやランニングコスト、(3)コンサートなどのプロ利用や市民の発表などの市民利用、(4)舞台から客席最後列までの距離などを考慮したホールの演出空間などの要件をもとに、まず850席程度と1,000席程度の比較を行い、850席程度をベースに考えることとしました。
そこからさらに、市民要望の高い「座席幅のサイズ」や「座席間の間隔」をゆったりと確保する快適性の向上や車いす席の確保、現文化センター(776席)の利用状況なども考慮するなど総合的に検討した結果、もう少しゆとりを持たせ、少なくとも800席を確保する規模での計画で進めることとしました。
今後も複合施設として諸室のバランスをとりながら、四万十市らしさのある施設となるよう設計に取り組んでいきます。