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春を満喫できる絶好のイベントである四万十川リバーサイドフルウォークが4月3日(土曜日)、4日(日曜日)の2日間の日程で開催されました。
四万十の日制定記念として始まり21回目となった今年は2日間で8つのコースに、遠いところでは岩手県や沖縄県などから延べ318人が参加し、四万十の春を満喫しました。
また、今回は市民の皆さんにもより多く参加していただくため2日目に限り、市民の皆さんを対象とした無料コースを設定しました。
取材・撮影:2010年04月03日・04日
1日目の下流コースは、10キロ(ごり)、16キロ(あかめ)、29キロ(くじら)の3つのコースが用意され、午前9時に124人の参加者が一斉にスタートしました。
取材したコースでは、四万十川下流を目指して歩きます。
ウグイスのさえずりが聞こえるなか、思い思いのペースでにこやかに歩いていました。
四万十川と支流の後川が合流する地点です。
ここからの風景は格別で、潮の干満の差がはっきりと確認できる場所でもあります。
歩いている横を屋形船が通っていきます。
コース終盤に入っても柔らかな春風と四万十川のおかげか、疲れが見えず気持ちよさそうに歩いていました。
四万十川を眺めながらの昼食タイム。地元の婦人会による献立のお弁当は好評でした。
赤鉄橋が見えてきました。ゴールまであと3kmです。
笑顔でゴール。お疲れさまでした。
2日目の上流コースは、17キロ(あゆ)、19キロ(ふじ)、23キロ(てながえび)、30キロ(かわせみ)の4つのコースと、市民の皆さんのみ無料で参加できる12キロ(桜づつみ)コースが用意され194人が参加しました。この日のスタート時間は午前8時です。
取材したコースでは、まず四万十川左岸を上流目指して歩きます。次第に山並みが近くなり、鳥のさえずりが絶えず聞こえるようになりました。そして、四万十川の観光名所の一つである佐田の沈下橋を渡ります。
沈下橋を渡れば右岸側の道を下っていきます。途中、眼下の四万十川を帆船が静かに追い越していきました。
ほぼ満開の桜並木。もう間もなく桜づつみ公園です。ここからは段々と街並みが見えてきます。
桜づつみ公園では、希望された参加者にお弁当が配られ、それぞれ昼食を楽しみました。
時間を気にしながら昼食を終えると、すぐに歩き出す参加者もいれば、昼食を終えても一度下ろした腰はなかなか上がらず、ぽかぽか陽気のもと、ゆっくりと雑談を楽しんでいる参加者もいました。
やっと重い腰を上げて再スタート。最初に迎えてくれるのは、最近、メジャーになりつつある入田(にゅうた)の菜の花散策道です。ここでは多くの参加者がカメラを片手に立ち止まっていました。近くでは、うどんや農産加工品などの物産も行われました。
この赤鉄橋(全長約500m)を渡ると、四万十川とはお別れです。ここからは市街地を横切りゴールの市民スポーツセンターを目指します。
ゴールまであと200m!といってもマラソンではありませんのでゆっくりとしたペースのままです。
皆さんそれぞれ、「桜」「菜の花」など春本番真っ只中の四万十川を思い出しながら、また、この地の良さをじっくり実感しながらゴールを迎えたことと思います。
参加者の皆さん、2日間お疲れ様でした。