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フレイルを予防しよう!

更新日:2025年3月26日更新 印刷ページ表示

「フレイル」は老いの坂道の中間点

 高齢になり体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった健康と要介護の中間の状態を「フレイル」といいます。

 そのまま放置すると、要介護状態になる可能性があります。早めに気づいて、適切な取組を行うことで、フレイルの進行を防ぎ、健康に戻ることができます。

フレイルのサインに気づこう

 下記にあてはまる場合は、フレイルかもしれません。

  • おいしくものが食べられなくなった。
  • 疲れやすく何をするのも面倒だ。
  • 体重が以前よりも減ってきた。

さらに詳しくチェックすることができます。

 

フレイル予防の3つのポイント

フレイル予防は日々の習慣と結びついています。

「栄養」「運動」「社会参加」がフレイル予防のポイントです。

栄養

 高齢になると食が細くなり、食事量が減ってしまいがちです。放っておくと体重が減って、フレイル対策の大黒柱である筋肉を失うことにつながります。たんぱく質をはじめとした栄養を意識してとることが大切です。

筋肉量低下のサインを見逃さない!

 体重の変化を確認しましょう。

・BMIが21.5未満は「やせ気味」、18.5未満は「やせ」です。

  ※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

・1~6か月間に体重が2~3kg以上減少

やせ気味や体重が落ちてきている場合は筋肉量が減ってきている可能性があります。

栄養バランスを整える

  1. 3食しっかりとりましょう
  2. 1日2回以上、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べましょう
  3. いろいろな食品を食べましょう

 多様な食品を組み合わせて食べることで、必要な栄養素をまんべんなく摂取することができます。

意識してたんぱく質をとる

 高齢になるほど筋肉をつくる効率が落ちてしまうため、若い頃より多くのたんぱく質をとる必要があります。

 体重1kgあたり1.2~1.5gのたんぱく質を目安にしましょう。

 体重50kgの人の場合、1日60~75gのたんぱく質が必要です。【50(kg)×1.2~1.5=60~75(g)】

  たんぱく質を含む食品 [PDFファイル/116KB]

オーラルフレイル

 お口の働き(口腔機能)の衰えをオーラルフレイルといいます。

 放置すると全身の衰えにつながるため、予防と対策が必要です。

 

運動

 筋力や筋肉量を減らさないためには、日常生活や運動で適度に体を動かし、筋肉を使うことが必要です。無理のない範囲で、できることからはじめましょう。

フレイルを予防し、元気な毎日を!

フレイルを予防し、元気な毎日を! [PDFファイル/398KB]

ウォーキングの効果

 病気予防に効果的な歩数は、1日8,000歩以上といわれています。8,000歩を歩くには、時間約70分、距離約6kmかかります。

 1日8,000歩のうち、20分は早歩き(中強度の運動)をするとより効果的です。

1日・活動時間・予防できる病気の一覧
1日あたりの歩数 中強度の活動時間 予防できる病気
2,000歩 0分 寝たきり
4,000歩 5分

うつ病

5,000歩 7.5分

要支援・要介護、認知症、心疾患、脳卒中

7,000歩 15分 ガン、動脈硬化、骨粗しょう症、骨折
7,500歩 17.5分 筋減少症、体力低下
8,000歩 20分 高血圧、糖尿病、脂質異常症、メタボ(75歳以上)

いきいき百歳体操

 自宅で気軽に体を動かすことができるよう、高知市が開発した「いきいき百歳体操」もおすすめです。

 

社会参加

 「定年退職」「けが・病気」などのきっかけで、人とのつながりが希薄になりがちです。社会参加をすることで心と体の活力を保つことができます。地域での声かけの機会を増やしたり、趣味の活動範囲を広げたり、自分に合った交流の場を探してみましょう。

 四万十市ではさまざまな介護予防・生きがい・交流活動を行っています。

 

参考資料

 

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