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たばこをやめたいと思っている方へ
たばこ対策
禁煙について
5月31日は、世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」、それに続く一週間は厚生労働省が定めた「禁煙週間」です。
喫煙は、がんや循環器病、慢性閉塞性肺疾患を含む呼吸器疾患などのリスクを高めることが分かっています。
ご自身や周りの方の健康のために、禁煙に取り組んでみましょう。
体に対する害について
たばこは全身のがんのリスクを高めます
たばこの煙には200種類以上の有害物質が含まれており、そのうち約60気道種類に発がん性があると言われています。
これらの有害物質は主に肺から吸収されますが、口腔や気道、胃、腸管からも吸収され、全身の臓器に影響を与えます。
肺がんや喉頭がん、咽頭がんなど煙が直接触れる部位のがんだけでなく、有害物質は血液にのって全身に運ばれるため、胃がんや食道がん、肝臓がん、膵臓がんなどの直接煙が触れない部位のがんのリスクも高まります。
たばこは心筋梗塞や脳梗塞の重要な危険因子です
心筋梗塞や脳梗塞などの発症には、食事や運動などさまざまな生活習慣が関わっていますが、その中でも非常に重要な危険因子とされているのが喫煙です。
血液中の悪玉コレステロールを増やす作用や、血圧を上昇させる作用もあるため、これらの作用により動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの血管疾患などのリスクが高まります。
たばこは慢性閉塞肺疾患などの呼吸器疾患のリスクを高めます
肺気腫や慢性気管支炎などを併発する、慢性閉塞性肺疾患はたばこと関連の深い病気です。
たばこの煙などの有害物質を吸い込むことによって、空気の通り道である起動や、酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞などに障害が起こり、咳や痰が続いたり、息切れなどの症状が慢性化していきます。
受動喫煙の害
たばこを吸わない人が、自分の意思とは関係なくたばこの害を吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。
受動喫煙による健康被害は喫煙者のものを上回ると言われています。
喫煙者が吐き出した「呼出煙」とたばこから立ち上る「副流煙」にも、多くの有害物質が含まれています。
煙に含まれる発がん性物質などの有害成分は、喫煙者が直接吸い込む主流煙より副流煙に多く含まれるものがあり、受動喫煙(二次喫煙)による健康への影響は深刻です。
子どもに対する害について
子どもがたばこの煙を吸うと、ぜんそく、気管支炎、中耳炎などにかかる確率が高くなります。また、風邪をひきやすく、治りにくくもなります。
さらに、乳幼児突然死症候群の原因のひとつともいわれています。乳幼児突然死症候群は、それまで元気だった赤ちゃんが突然死亡してしまう病気です。
タバコは乳幼児突然死症候群のリスク因子であり、父親と母親が喫煙者である場合は、リスクが5倍になるといわれています。
子どもの健康と将来を守るためにも、ぜひ禁煙について考えてみましょう。
たばこをやめたいと思っている方へ
たばこをやめたいと思っていてもなかなか難しいのは、あなたの意志の弱さではなく、ニコチン依存症<外部リンク>が主な原因です。
服薬や貼り薬を使うことで、禁煙後の離脱症状が緩和され、比較的楽に禁煙することができます。
健康保険が適用となる医療機関や、禁煙相談が受けられる薬局については、下記をご確認ください。
医師や専門家に相談しながら、禁煙にチャレンジしてみましょう。
禁煙支援に関する相談先
四万十市内の禁煙外来(医療保険が使える医療機関)
・竹本病院(四万十市右山1973-2)
・四万十市立市民病院(四万十市中村東町1-1-27)
・森下病院(四万十市中村一条通2-44)
・木俵病院(四万十市中村一条通3-3-25)
詳細については下記をご確認ください。
幡多地域の禁煙外来実施医療機関はこちら [PDFファイル/502KB]
四万十市内の高知家健康づくり支援薬局
・ときわ薬局
・いわせ薬局
・あかね薬局 渡川店
・エール薬局 具同店
・具同調剤薬局
・エール薬局 サニーマート四万十店
・セイショー堂薬局
・松本薬局
・とんぼ薬局
・しまんと薬局
・木戸竹葉堂薬局
・いちご薬局
・すみれ薬局
・中西一貫堂薬局
・にしとさ薬局
・四国調剤 四万十薬局
詳細については下記をご確認ください。
高知家健康づくり支援薬局で禁煙相談 [PDFファイル/160KB]
関連リンク
たばこと健康に関する情報ページ<外部リンク>
禁煙に関する情報(日本医師会)<外部リンク>
禁煙に関する情報(e-ヘルスネット)<外部リンク>