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ブーメラン(令和8年2月号掲載人権コラム)

更新日:2026年1月28日更新 印刷ページ表示

~ブーメラン~

   

 「悪意」をもって差別する。または「無自覚」に差別する。圧倒的に無自覚に差別をすることが多い。人は普通「差別をしていない」と思って生きているから、無自覚に差別する。しかし受け取る側はそうではない。どちらにしても同じだけ心が痛い。そのことを自覚できればいいのだが、世の中に氾濫する人権侵害を見るに、後者が圧倒的に多いのは確かだろう。
 昨年10月号にハラスメントについて書いたことで読者から意見を頂いた。私に「無自覚」であると指摘してくれたのだ。常に自覚をもって書いているつもりが、読み返してみるに、問題意識を欠いた文章であったことは否めない。いつもなら、美辞麗句を並べたてて言い訳をするところだが、私が発した言葉で、ひとりでも心痛める人がいるならば、それはりっぱな人権侵害だ。今はただ反省するばかりである。
 5年前、このコラムで、私が書いた言葉がブーメランのように胸に突き刺さる。「世の中の差別を見抜くことは難しい。自分の中の差別に気づくことはもっと難しい。」

 

 四万十市人権教育・啓発講師 光内真也