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人権コラム(令和5年4月号広報掲載)

更新日:2023年3月30日更新 印刷ページ表示

~ 謝らない人~

 自分が悪いとわかった後でも謝らない人がいる。心の中をのぞいてみる。「謝るのはめんどくさいし、まあいいか。」くらいのノリであるが、良心の痛みがないわけでもない。一方、まちがいを認め、すぐに謝る人もいる。心の中をのぞいてみる。「謝ったほうが人間関係も悪くならないし、許してくれるかもしれない。」こちらのほうは人に嫌な思いをさせず、心の痛みも軽くて済むが、「打算」がないわけでもない。
 「損をする謝らないひと」と「損をしない謝るひと」のどちらかを選ぶのは簡単のように見えるが、「心の中」は、そう単純でもない。ならば「謝罪されなかった人」と「謝罪された人」の心ものぞいてみる。私が誰かに誹謗中傷されたとする。私は謝らない人には単純に腹が立つ。すぐに謝る人には、本当に?と疑う。要するに、傷ついた後では、どっちも気に入らないのだ。ここで私の「心のありよう」が大事な要素であることに気づく。謝っている人を何はともあれ「許す」ことができたなら、どんなにか楽な気持ちになれただろう。
  だから今は「謝る力」よりは「許す力」がほしい。

 

四万十市人権教育・啓発講師 光内真也