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津波から身を守るために

更新日:2021年12月22日更新 印刷ページ表示

津波から身を守るためには、津波について知っておく必要があります。自らの命を守るため、津波の特徴を再確認しましょう。

津波の特徴

  • 津波のスピードはジェット機なみ
    津波は深海ほど速く伝わり、浅くなれば速度は遅くなります。太平洋の4,000mの深海では、ジェット機なみの速さ(時速約720km)になります。海底が浅くなるにつれ速度は弱まり、深さ10mの海岸近くでは、短距離ランナーが全速力で走る程度のスピード(時速約36km)になります。
  • 津波は何度も繰り返します
    津波は長い時間、何度も繰り返し襲ってきます。また第1波が最も大きいとは限りません。2波、3波がより強くなる傾向があります。津波警報が解除されるまでは決して海岸に近づかないでください。
  • 津波高が予想以上の高さになることも
    津波高は海岸の地形などに大きく左右されます。水深が浅くなるにつれ津波高は高くなります。また須崎湾のようなV字湾などでは津波のエネルギーが湾の奥に集中して津波が高くなることがあります。
  • 小さな津波も油断してはいけない
    津波は膝くらいの高さでもスピードが加わることにより、足をとられ大変危険です。小さな津波であっても決して油断してはいけません。
  • 沖合いでは津波を感じない
    沖合いでの津波の波長(波の山から山までの長さ)は非常に長く、10~100kmにもなるので波として認識できないほどです。このため、津波到達まで時間的な余裕がある場合、港に係留している漁船などを沖合いに出せば、津波の被害を回避することができます。

津波から身を守るには、「とにかく早く より高い所へ」

津波から身を守るには、避難する以外に方法はありません。次のポイントを参考に、短い時間で適切な避難行動が取れるよう考えてみましょう。

(1) 揺れたら逃げる

地震が発生した瞬間から、津波は海岸に向かってきています。大きな揺れや長い揺れを感じたら、1秒でも早く津波からの避難を開始しましょう。周りの人もつられて避難するよう「率先避難者」になってください。

(2) 津波の規模は最悪を想定する

津波浸水予測区域に入っていないからといって安心してはいけません。東日本大震災では、発表された予測津波高を信じ、逃げ遅れて犠牲となったケースがあります。津波の規模を過小評価せずに、最悪を想定して行動しましょう。

(3) 「遠く」よりも「高く」

すぐ近くまで津波が来てしまった場合は、「遠く」よりも「高い」場所、例えば近くの背の高い頑丈な建物などに逃げ込みましょう。ただ、その場合でも、できるだけ海岸から離れた建物を選ぶのが賢明です。