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四万十川の概要

更新日:2021年12月22日更新 印刷ページ表示

西日本最長の大河

 不入山(1,336メートル)の東斜面に源を発し、主な支流35、支流総数319、四国西南地域を大きく蛇行しながら、落差のない流れとなって、四万十市下田で太平洋に注ぐ。

[ 名水百選 ] 環境庁選定

 昭和60年7月、水環境の保全状況が極めて優良であり、住民による保全活動が行われていることから、「名水百選」に選定されました。

[ 平成の名水百選 ] 環境省選定

 平成20年6月、自然環境保全と地域活性化など流域に暮らすに人々の取り組みが評価され、支流の黒尊川が、「平成の名水百選」に選定されました。

[ 重要文化的景観 ] 文部科学省選定

 平成21年2月、四万十川と関わりのある人々の生活など、四万十川流域の特有の景観が「重要文化的景観」に選定されました。上流・中流・下流の5市町(津野町、梼原町、中土佐町、四万十町、四万十市)で選定されるのは我が国初のことで、大きな期待と注目を集めています。
 生命を育み、流域住民によって支えられてきた「四万十川」は、広大な汽水域とともに200種類もの水生生物が生息し、今もなお、アユ漁やアオノリ漁、ゴリ漁など、人と川との関わりの文化が残されている貴重な川です。

渡川水系の本流、一級河川。

幹線流路延長:196キロメートル

流域面積:2,270平方キロメートル

源流~下流域までの特徴

源流

 四万十川の”源流点”のある高知県高岡郡津野町の「不入山」は、四国カルスト県立自然公園の東南に位置する標高1,336mの高峰。
 名前の通りに厳しい地形である。
 この山に源を発する「不入渓谷」の最上流域が四万十川の源流点で、昭和62年11月2日に当時の東津野村(現津野町)と全林野須崎分会が合同調査を行ない、渓谷の標高1,200メートル地点に<四万十川源流域合同調査実施記念>の標柱を設置した。
 源流域には、津野町の北部、梼原町などが含まれ、四国カルストや天狗高原、四万十源流の森、四万十源流の家など、四季折々の大自然と景勝にめぐまれた観光ポイントがある。

上流

 四万十川の上流域には、津野町の南部、梼原町、旧大正町、旧十和村、旧窪川町(現四万十町)の北部などが含まれ、大小の渓谷や風景林、瀑布など、変化にとんだ自然と景勝にめぐまれている。
高知県の山間部に位置する上流域では、四万十川は無数の渓流や支流を集めて徐々に水量を増やしながら、ゆるやかに南下を続ける。
 一帯には、温泉やキャンプ場、太郎川公園、轟公園などがあり、春から夏にかけてのシーズンには、キャンプや渓流釣りなどのアウトドアライフを楽しむ人々が訪れる。

中流

 四万十川の中流域には、旧窪川町の南部、旧大正町、旧十和村(現四万十町)などの広範な一帯が含まれ、ここでは、さらに幾筋もの支流を集めた四万十川が、大きく蛇行をくりかえしながら、旧窪川町(現四万十町)で台地に南下をはばまれて西へ向かい、やがて旧大正町(現四万十町)で最大の支流である梼原川と合流。さらに旧西土佐村(現四万十市)で第2の支流である広見川と合流し、再び南下を始める。
 わが国の河川の中では中流域とは思えないほど豊かな水量と川幅にめぐまれた清流は、カヌーやボート、キャンプなど、アウトドアライフのメッカとして人気がある。

下流

 四万十川の下流域には、幡多地方の中心に位置し、経済文化の中核都市である四万十市があり、ここでは、川は市街地をゆったりと南下して、はるばると太平洋(土佐湾)へと注ぎ込む。
下流域には、観光屋形船やトンボ自然公園、佐田の沈下橋などの見どころがあり、伝統的な”川漁”などの風物にもめぐまれている。四万十川の河口近くでは、ウインドサーフィンを楽しむ若者たちの姿もみられる。