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令和2年度下半期活動報告(市立具同小学校との連携)

ページID:2001826 更新日:2022年3月23日更新 印刷ページ表示

2020年12月3日(株)LLPしまんとによる出前授業

 収穫したお米を活用して地域を盛り上げようと、様々なアイデアを出し合った結果、昨年の5年生も取り組んだ「米粉を使ったかりんとう作り」に挑戦することになりました。そこで、かりんとう製造元の(株)LLPしまんとの方を講師に招き、話を聞くことにしました。
 (株)LLPしまんとが「地元で作ったものを、地元の工場で加工し、自分たちで販売する」という6次産業の会社であることを教わり、どんな商品を作るか、どんな商品を作れば売れるかをしっかり考えることが重要だと知りました。また、かりんとうの材料や作り方、
 どのような味があるかを聞いて、子どもたちはますます興味を持ったようでした。  授業の後半、試食用のかりんとうが登場した時には歓声が!実際に食べてみたり、商品のパッケージを手に取って見たりしながら、自分たちならどのような商品を作るか想像を巡らせていました。

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2021年2月3日 お米とかりんとうの完成発表会

 (株)LLPしまんとの授業のあと、子どもたちは「やっぱりかりんとうが作りたい」という思いになり、昨年度と同じくオリジナルのかりんとうを販売することにしました。
 自分たちが育てたさつまいもを使ったかりんとうは作れないか、アレルギーの人でも食べられるかりんとうは作れないか…。(株)LLPしまんとに提案をし、最終的には「プレーン」「さつまいも」「黒糖(アレルギーフリー)」の3種類のかりんとうが完成しました。
 また、お米のパッケージにはオリジナルのキャラクターを載せ、「おいしい、あんぜん」なお米であることもアピールすることにしました。
 お米とかりんとうの完成後は、地元メディアに対し完成発表会を行いました。代表の児童たちが米づくりからの活動報告をし、完成した喜びや、地域の人に食べてほしいという思いを語りました。

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2021年2月21日 参観日でのお米・かりんとうの販売

 この日は参観日。午前と午後の2回に分けて、お米とかりんとうの販売をしました。多くの保護者が駆けつけるなか、新型コロナウイルスの感染防止のための対策をしっかりしながら無事に販売を終えました。最初は緊張気味だった子どもたちも、少しでも多く買ってほしいという思いから、積極的に呼び込みをするようになりました。
 結果、お米と黒糖かりんとうは、この日だけで売り切れる盛況ぶりでした。

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2021年3月4日 地元スーパーでの販売

 参観日での経験を活かし、校区内のスーパーのスペースを借りての販売が実現しました。
 2度目の販売とあって、慣れた手つきで売り場のレイアウトをしていきます。
 参観日と違うのは、かりんとうの販売があることを知らずにスーパーに来店するお客さんが多くいるという点です。3か所あるスーパーの出入り口に立って呼びかけをしたり、食品コーナーでの買い物を終えたお客さんを誘導してきたり…。
 「今日だけしか買えませーん!」
 「四万十川を守るための取組でーす!」

 元気な声がスーパーのあちこちから聞こえていました。
 その結果、この日も多くのかりんとうを販売することができ、子どもたちの目標であった「地域の人たちの笑顔」を、目の前で見られる機会にもなりました。

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2021年3月8日 四万十川清流保全基金への寄付式

 販売終了後に子どもたちで話し合い、昨年同様、お米とかりんとうの売り上げの一部を四万十川清流保全基金に寄付することにしました。代表して2名が市長を訪問し、自分たちの1年間の活動報告をした後、基金への寄付を行いました。自分たちが大人になっても、四万十川が清流であり続けますようにとの思いが込められています。

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2021年3月11日 お世話になった人たちへ・報告と感謝の会

 5月に具同小学校に苗が届いて以降、子どもたちの取組に賛同した多くの人がお米づくりを支援してきました。そこで、地域の農業者の方のほか、高知県幡多農業振興センター、JA高知県中村支所、JA高知県幡東営農センター、(株)LLPしまんとなど、約1年間にわたりお世話になった人たちを小学校に招き、取組の報告と感謝を伝えるための会が開かれました。
 写真をスクリーンに映しながら、お米についての授業を受けた様子や米づくりの作業を振り返ります。田植えで足を取られて苦労したこと、稲刈りが想像以上に大変だったこと、お米やさつまいもに病気が出て困ったことなど、農業は大変だということを実感しました。また、地産地消を意識したかりんとう作りや、四万十川を守るための農法の採用や基金への寄付など地域への想いを深めながら、総合的な学習の時間をとおして多くの人の協力があったことも実感したようでした。
 最後に、子どもたちから感謝を伝えたい皆さんに対し、お礼のメッセージとかりんとうが手渡されました。受け取った皆さんも笑顔になり、新型コロナの影響を受けた中、学習をやり遂げた子どもたちにねぎらいの言葉をかけていました。
 4月からは6年生になる子どもたち。また次の5年生にもこの取組を受け継いでほしいという思いを胸に、自分たち自身も笑顔で米づくりの学習を終えることができました。

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