11月6日、市役所で農業委員を対象とした集落営農に係る意見交換会を開催しました。
 講師には、集落営農の先進地である「(農)橋津営農組合 よりもの郷(大分県宇佐市)」で、 理事をしている仲 延旨(なか のぶよし)さんをお迎えし、「農事組合法人の取り組みについて」ご紹介していただきました。 また、「担い手の育つ集落営農に向けて」をテーマとし農業委員と意見交換しました。
取材・撮影 2013/11/6

(集落営農)
 集落営農とは、集落内の話し合いのもとで、機械や施設の共同利用や共同作業をしながら、 集落ぐるみで営農活動を行うものです。 これにより、生産コストの低減や作業効率の向上につながります。
 現在の農業事情については、全国的にも集落荒廃の連鎖が起きており、「農家の減少高齢化、後継者不足、農地荒廃」が 進んでいます。そしてTPPという新しい波が押し寄せようとしています。
 これからは、地域・集落の維持をみんなで考えていかなければなりません。
 そういう中で本市でも集落営農組合25組織(中村地区10、西土佐地区15)が設立されており、更なる地域への広がりについて 取り組んでいます。 (本市内の組合は稲作中心の組合がほとんどの状況であり、今回の講演は非常に考えさせられました)

 仲講師は「米だけでは収入が低く、担い手が育たないため、せっかくの組合を作ってもいずれは組合員がいなくなるという 現状でした。 これを法人化にし、経営計画の基に出資し、運営する方向に転換しました。作業労働の季節変動をいかになくすか。 年間の作業時間と常時雇用者の賃金をいかに増やすか。それらを見据えて稲作と野菜作りを組み合わせたもので、収益を増やし、 若者の新規雇用への道筋としています。」との非常に貴重な話しでした。

 講義の後の農業委員との意見交換会では・・・
・ 組織設立に伴う反対意見等はなかったか
・ 出資金や運営費に係る経過について
・ 法人設立における中古機械の処分等についてはどうか・・・
・ 本市の組合は稲作の組合で任意の組合がほとんどだが、アドバイスを頂きたい。

・・・・等々、沢山の意見交換がなされました。

仲講師から
 「大分では集落営農は法人にするのが常識になっています。法人化にする時も前向きな人を中心に無理をせず、参加を 希望する人のみで短期集中検討し、設立しました。
 そして、小さな目標に、少しの節約をして、無理なくやっています。目標はありますが、ノルマが無いので、楽しくやって います。
 一人、二人でやる農業は非常に苦しい部分がありますが、みんなで取り掛かると、これが苦しいどころか楽しく労働が 出来るということです。
 そして、みんなの仕事や労働時間が増え、新規就労者も出てきたことが大きな点ではないでしょうか。」との言葉を いただきました。
(事務局メモ)
 講師からはメリット、デメリットも詳細に説明いただき、意見交換会終了後には農業委員の中から「目から鱗の取り組み内容 だった。」「自分の地域でも前向きに取組んでいきたい。」等の感想がありました。
 集落営農法人立ち上げ推進に向けて、農業委員としてどう関わったらいいのか、再確認できたとても有意義な意見交換会でした。

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