平成24年度の文化財めぐりは黒尊川流域にスポットを当て、年4回のツアーを通して、黒尊むら(黒尊地域)の皆さんと一緒に、それぞれの旬の旅や、その土地の歴史・伝説などの情報を自分の手帖に増やしていく「くろそん手帖手描き散歩」を実施します。

 その第1回として、6月9日(土)、「植物観察、森林軌道散策とほたる狩り」が開催されました。

 

取材・撮影:2012/06/09


 こちらがくろそん手帖。うすい黒色の表紙に「くろそん手帖」の文字のみの、いたってシンプルなもの。中には約2m20cmの横長の地図が折本形式で収められています。


 (市)教育委員会と黒尊むらの「歴史と文化のグループ」とが協同で作成したもので、今年3月に完成。
 余白が多目にとられており、持ち主が自由に情報を書き込み、自分だけの手帖をつくることができるようになっています。


 当日は市内ほか周辺市町より約30名が参加。中央公民館からバスで出発、途中口屋内大橋近くで自己紹介した後、奥屋内めざしてバスで進んでいきます。


 途中、「黒尊神社 奥の院」前で一旦停車。
 「奥の院」前の淵には神霊である蛇が住んでおり、蛇が好きな卵を投じてその卵が割れなければ願い事が叶うといわれています。


 ここでは参加者がめいめいに、願い事をこめて卵を投げ、割れる割れないで一喜一憂。
 聞くところによると卵の投げ方にもいろいろコツがあるそうです。


 旧奥屋内小学校分校付近で降車。生育している植物について、講師の方の話を聞きながら、ゆっくりと山道を散策していきました。


 神殿橋付近は紅葉の名所で、11月初旬〜中旬頃にかけて身頃を迎えます。
 
←11月中旬頃の紅葉の様子


 黒尊周辺の山林では、大正11年頃から森林軌道が敷かれ始め、木材の運搬や、そこで暮らす人々の移動手段として利用されていたそうです。
 神殿橋付近にはその当時の森林軌道跡があり、歩くことができます。足元をよく見ると当時の線路の枕木が…。


 その他にも、当時使用されていた水力式の製材機の跡もあり、講師の方の説明を聞きながら、当時の人々の生業や暮らしについて想いを馳せました。
 
←水力式製材機跡(水車の回転をのこぎりの回転に変えて材木を加工するもの)


 夕食は奥屋内下公民館でしゃえんじり製のお弁当。山道を歩き回ったのでお腹ペコペコです。
 夕食後、ほたる狩りまでの時間、採集した植物をラミネートしたり、今日体験したことを手帖に書き込んでいきます。


 暗くなってからほたる狩り。黒尊川では5月下旬から6月中旬にかけてたくさんの蛍が見られるそうです。
←ゲンジボタル(クリックで拡大されます)

 
←ヒメボタル(クリックで拡大されます)
 
第2回は水中散歩。
清流黒尊川で、沢につかって水中を歩きながら、そこに生息する生き物と人の暮らしの繋がりを体験します。参加者には「くろそん手帖」を差し上げます。
詳細についてはこちらをご覧ください。

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