平成22年8月29日、四万十市では汽水域の環境や価値について考えるシンポジウムを市民、漁業関係者等約100人の参加により、市立社会福祉センターで開催しました。


 シンポジウムは、講演とパネルディスカッションの二部から構成され、講演では、汽水域の環境について四万十川をフィールドに研究されている、西日本科学研究所の東 健作さんと和 吾郎さんが「四万十川河口域の魅力を語る 〜稚魚とノリをはぐくむ汽水域〜」と題して、研究・調査結果を報告していただきました。
 お二人から、昨年度は河口域でのアユのふ化が前年より遅くサイズが小さかったことや、昨年度はスジアオノリが栄養塩の不足で色落ちしたことなどが報告されました。

※詳しい内容については以下の研究調査記録をご覧ください。

四万十川河口域の魅力を語る

株式会社 西日本科学技術研究所 東 健作・和 吾郎


  パネルディスカッションでは、「命をはぐくむゆりかご 〜四万十川の汽水域〜を考える」と題して、川漁師、観光業者、市長の3名のパネラーから、

@ここ10年で河床の上昇や砂州の消失など、汽水域の環境が大きく変化しており、スジアオノリやウナギなどの漁獲が少なくなってきている。

A特に今年は、河口域のスジアオノリの生育が悪く、専業漁師として大変深刻に受け止めている。河床の変化は、観光遊覧船の運航にも影響が出てきている。

などの意見を述べていただき、参加者とも活発な意見交換ができました。

※写真左から
山ア清実さん(漁業者)、植田英久さん(観光業者)、田中全市長、松浦秀俊さん(高知県土佐清水漁業指導所)

 今回のシンポジウムを通じて、汽水域の保全は、四万十川の豊かな生態系を維持していくうえで欠かせないということを再確認することが出来ました。

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