7月25日、四万十川赤鉄橋上流の小畑でシュノーケリング教室及び救助訓練が行われ、小学生16名を含む約70名が参加しました。

 今年は河川での水難事故防止を目的とした「渡川水系水難事故等防止連絡会(国土交通省中村河川国道事務所・高知県幡多土木事務所・四万十市・四万十消防署・中村警察署)」が組織され、毎年体育指導委員会が主管で実施していたシュノーケリング教室と救助訓練を同時に啓発事業として実施したものです。

 当日は、梅雨明けした青空の下、30℃を超える中、子供たちは気持ちよさそうに四万十川を楽しみました。

撮影:2010/07/25


  まず開会式では、主催者を代表して「四万十川流域住民ネットワーク」の代表者であり、体育指導委員でもある西内燦夫さんから挨拶がありました。

開会式


 次に、昨年に引き続き横浜から講師で来ていただいた亀山さんにロープワークとして、「もやい結び」を習いました。

 もやい結びは、ロープの端に固定した輪をつくる結び方のひとつで、使い勝手のよさや用途の多さから「結び目の王」(King of knots)と呼ばれることがあります。

ロープワーク


 参加した子供たちや保護者も、真剣なまなざしでもやい結びに挑戦しました。

 


 


 次に、子供たちの待ちに待ったシュノーケリング教室の始まりです。みんな救命胴着と水中眼鏡とシュノーケルを準備して川の中に入りました。

 講師は、体育指導委員の間アさんに交代し、水中眼鏡の曇り止めとして、ヨモギの汁で内側を磨き、水中眼鏡とシュノーケリングの付け方を習いました。

シュノーケリング教室


  そして、実際に顔に装着して、水中をのぞき、シュノーケルの中にわざと水を入れて、大きく息をはいて水鉄砲のように勢いよく水を出す練習をしました。


 そしていよいよ本番を迎え、上流へ全員が移動し、下流へゆっくりと流れていきました。この時には全員が見事にシュノーケルを使いこなして、鮎やチヌが見えると喜んでいました。

  次に、四万十川の急な流れにのって下る体験をしました。川に張ったロープを持って流れの急な場所に歩いて移動し、一人ひとり川に浮かんで流れて生きました。普段は経験できない急流下りですが、子供たちは怖がることもなく楽しんでいました。

急流くだり

 

 次は、習ったもやい結びで体にロープを通し、川に張ったロープとカラビナでつないで、川の中でロープを渡ることを体験しました。

 ロープを渡った後はカラビナをはずし、2回目の急流くだりをしました。

 


ロープの渡り方

 次に、中村警察署の方が、人命救助用の発射銃を実際に撃って見せてくれました。

 発射銃は、空砲の力でロープのついた弾頭をとばし、川の中に落ちると浮き袋が開いて救助する用具です。子供たちもめったに見ることができないので、注目してみていましたが、さすがに撃った時の音には少し驚きましたが、川の中で浮き袋が開くと歓声があがりました。

救助用発射銃


 保護者や黒潮医療専門学校のボランティアは、テントの中で四万十消防署による心肺蘇生の講習を受けました。

 講習の場所が川原で、子供たちが川で泳いでいる中での心肺蘇生でしたので、参加者も緊張感を漂わせていました。

心肺蘇生


 次は、子供たちを川にいれて、川で流されている人を救助するスローバッグに保護者やボランティアが挑戦しました。

 スローバッグとは、袋の中にロープがたたんで入っており、ロープの片方をつかんで袋を目標めがけて投げてロープをつかんでもらい、川岸に引っ張って救助するための用具です。実際投げてみると、目標とは大きく違う場所に投げたり、空中高く浮いてしまったり、難しいようでした。

スローバッグ


 次は、子供たちが楽しみにしていた宝探しです。

 数字を書いた石を川の中に入れておき、みんなに探してもらいました。川の状態も良かったのでみんなすぐに探して、いい顔でカメラにむけて石を見せてくれました。

 賞品は、次に行う着衣水泳で使用する服が当たりました。

宝探し

 次に、宝探しで当てた服を着て、着衣水泳を行いました。みんな学校のプールで経験はあるみたいですが、長袖のトレーナーを着た子供は体が重いと苦労して泳いでいました。

 夏休みになったばかりだったので、まだ四万十川で泳ぐのは初めての子供もいましたが、楽しい思い出が作れたのではないでしょうか。まだ夏休みは続きますので、十分気をつけて水難事故が起きないように安全に川を楽しんでもらいたいものです。

着衣水泳

 

  渡川水系水難事故等防止連絡会では、川を知り安全に楽しんでもらうために「川あそびガイド」という河川水難事故防止のためのパンフレットを作成し、市内小学校に配布しました。
 問合せは、四国地方整備局中村河川国道事務所(34-7301)まで。

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