9月10日(水)、善通寺市立中央小学校の5年生39名が、本市を訪れ、様々な体験を行いました。

取材・撮影:2008/9/10


 今回の活動は、学ぶ意欲や自立心などを育む事を目的とした「子ども農山漁村交流プロジェクト」の一環です。

 「ふるさと子ども夢学校」の愛称で、農林水産省、総務省、文部科学省が今年から推進しています。

 まずは、オートキャンプ場とまろっとで田舎料理作り体験です。サツマイモのコロッケ、いなり寿司、ところてんの料理に挑戦しました。

 コロッケ作りでは、子どもたちは「どんな形にしようかな?」と、長旅の疲れも感じさせず、すっかり今回の活動を楽しんでいる様子。

 好きな形に丸めた後は、平野地区在住のインストラクター・山崎さんに「お願いします。」と言ってコロッケを渡し、フライヤーで揚げてもらいます。

 田舎料理作り体験では、山崎さん以外にも多くの平野地区の皆さんが参加し、会場や料理の準備、会場の片付けなどを行ってくださいました。

 平野産の材料をふんだんに使ったちらし寿司を、油揚げに詰めていなり寿司を作ります。

 最初は上手に包めず、ちらし寿司がこぼれていましたが、「ご飯を少なめにしたらいいよ。」と、子どもたち同士で教えあいながら一つずつ丁寧に作っていました。

 こちらはところてん作りの様子。「天突き」という専用の器具を使って、ところてんを押し出して細く切っていきます。

 力加減が難しく、勢い良く飛び出してビックリする子も。「がんばれー!」とみんなが応援する中、なんとか全員作り終わり、すべての料理が完成!

 作っているうちにお腹がすいたのか、「いただきまーす」の声も自然と大きいものになり、次々とおかわりしていきます。

 なかでもサツマイモのコロッケは初めて食べたという子も多く、「ソースをつけてないのにおいしい。」と大人気でした。

 あと片付けの後はお別れ式。料理作りを手伝ってくれた平野地区の皆さんにお礼を言うとともに、「レシピをもらったので家でも作ります。」と約束を交わしました。

 笑顔でお互い手を振りながら別れると、子どもたちは次の活動・農村生活体験とホームステイに向かいます。

 ホームステイの受け入れ先は東富山地区の農家の皆さん。「中学生は何回か受け入れた事はあるけど小学生は初めて。」と少し不安気でしたが、子どもたちの元気いっぱいな姿を見て「楽しくなりそうやね。」と安心した様子。

 「遠かったねぇ。じゃあ家に帰ろっか。」と優しく話しかけながら、いったん各家庭へ。

 ホームステイ先に着くと子どもたちはより一層元気に。受け入れ先の人たちと早くも打ち解け、「いつから農家してるんですか。」など、お互いの事を聞きながら交流を深めていました。

 家に荷物を置いたら、農村生活体験に出発です。

 体験の内容は、ビニールハウスの見学、作物の収穫など家庭ごとにさまざま。こちらの受け入れ家庭では、みんなで田んぼに向かう途中、川に立ち寄っていました。

 子どもたちが川のきれいさに驚いている中、受け入れ先の人が川の中に仕掛けてあったカゴを取り出してみると、中にはエビ、魚、大きなカニが!

 いっぱい入っていた事が嬉しかったのか、子どもたちはこの日何度もこの川を訪れ、カゴにまた川の幸が入ってないかチェックしていました。

 またまた寄り道。田んぼの近くに栗がたくさん落ちていたので栗拾いをする事に。

 「栗の実って自然に落ちてくるの?」「この辺りは昼前に強い風が吹くから、その時に落ちやすいよ。」などのやりとりを交わしながら、器用に栗の実を殻から取り出していました。

 ようやく田んぼに到着。広大な田んぼは頭が垂れた稲穂で埋め尽くされていて、刈入れももうすぐといった様子でした。

 田んぼを見てみると、稲穂の他にも、田んぼを囲んでいる電気線が目に入ります。これはイノシシによる被害を防ぐために作られたもので、手間と労働を惜しまない、農家の米作りに対する情熱が感じられました。

 18時頃になると、各家庭で料理の準備が始まります。ある受け入れ家庭では、栗カレーとししとうの炒め物を作っていました。

 栗もししとうも午後の体験学習で集めたもので、「みんなで取ってきたものだから自分たちも料理を手伝う!」と、子どもたち全員がキッチンへ。

 今回の体験学習で料理の楽しさを知った様子で、嬉しそうに材料を調理している姿が印象的でした。

 バーベキューで子どもたちをもてなす家庭も。特に人気だったのが肉ではなくなんとお米。

 「もちっとしててすごくおいしい。」「どうやったらこんなにおいしいお米が作れるの?」と大好評でした。

 「昼夜の気温差が大きい事と、水がきれいな事の2つが大事。」と聞くと、「なんで気温差が重要なんですか?」など、次々と質問が飛び、にぎやかな食事会(勉強会?)となりました。



 子どもたちはこの後、11日のカヌー体験、12日のかつおたたき作り体験など、2泊3日の活動を終え、自分たちの学校へと帰っていきました。


 今回の「子ども農山漁村プロジェクト」では、子どもたちは初めて体験する事ばかりでしたが、「ありがとう、お願いします、協力しよう」の3つを合言葉に、上手にコミュニケーションをとって活動をこなしていました。

 多くの人と交流を深め、たくさんの事を学んだ子どもたち。これからの成長が楽しみです。

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