7月27日(日) 市立文化センターにて、四万十川国際音楽祭2008が開幕しました。

取材・撮影:2008/7/27


 今年の四万十川国際音楽祭、最初のプログラムは、少し現実離れしたものとなりました。

 小島勝生誕100周年記念
  中村交響楽団 第76回定期演奏会
   中村交響楽団&ライナー・キュッヒル特別演奏会

 ライナー・キュッヒル氏は、現在ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務める、世界的なヴァイオリン奏者です。

 そのキュッヒル氏と、市民オーケストラである中村交響楽団の共演なのです。


 世界的なヴァイオリン奏者の演奏会とあって、指定席は完売、自由席しか手に入らなかった人たちは、少しでもいい席に座ろうと開場前から開場につめかけました。

  通常はエントランスへの入口前で並んでいただくのですが、この日は開場の18:30になっても、30℃を超える暑さだったため、エントランスに入って開場を待っていただきました。しかしこの人数が入るといくら冷房しているとはいえ、結局外とあまり変わらない暑さでした。

 


 19:00の開演時間になると、中村交響楽団のメンバーが所定の位置に着きます。

 準備が整ったところで、四万十川国際音楽祭実行委員長の澤田四万十市長の開会の挨拶がありました。

 そして、開場いっぱいの拍手に迎えられ、指揮の石毛保彦氏とライナー・キュッヒル氏の登場、そして少しの静寂の後いよいよ演奏の開始です。


 この日のプログラムは2部構成。

 1部は次の曲が演奏されました。

 モーツアルト ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調K.373
 ベートーヴェン ロマンス第1番 ト長調 作品40
 ベートーヴェン ロマンス第2番 ヘ長調 作品50

 2部の曲目は、ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61。
 この1曲で演奏時間が40分を超える長い曲でした。

 2部には、四万十川国際音楽祭の音楽監督である山岡耕筰氏もヴァイオリンを手に演奏に参加しました。

 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61の特徴は、ヴァイオリンソロとオーケストラのかけあいです。ソロであるキュッヒル氏のヴァイオリンと、オーケストラの演奏が交互に奏でられ、そして一つになる。

 キュッヒル氏も中村交響楽団もすばらしい演奏を聴かせてくれました。


 この日の来場者数は750人。文化センターのホールが満席となりました。

 その中には、協賛企業の企画したツアーで東京から訪れた人や、愛媛や香川といった県外からの人も多数いらっしゃいました。

 それら全ての人が大いに楽しんだ演奏会でした。

 しかし、本当に一番楽しんだのは、世界的なヴァイオリン奏者との共演を果たした、中村交響楽団のメンバーだったのではないでしょうか。 


 キュッヒル氏は、プログラム終了後、再三のアンコールにも応え、その見事なテクニックを披露してくださいました。

 過去には、2006年2004年にも、四万十市にて演奏会を行ったキュッヒル氏。またいつの日にか彼の演奏が聴ける日を楽しみにしています。

○四万十川国際音楽祭HP


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