6月5日・6日 東富山地区の8戸(片魚、大屋敷、常六、三ツ又それぞれ2戸)の農家が、友好都市を結んでいる大阪・枚方市の私立常翔啓光学園中学校の3年生19人の研修旅行を受け入れました。

取材・撮影:2008/6/5-6


 農家のみなさんは、「うちに来たらこんな体験をさせたい、こんな食事でもてなしたい。」など体験内容の打合せや、衛生面や安全対策などの講習会を経て、この日を待ち望んでいました。

 生徒さんも農家も緊張半分、期待いっぱいといった面持ち。でも昨年同様前もってお互いの写真や自己紹介が記入されている「紹介カード」を交換していたこともあって、すぐに打ち解けることができました。各組が、それぞれの受け入れ家庭へ・・・


 ある受け入れ家庭では、着替えを済ますとすぐさま田植え開始 ! !

 初めて裸足のまま田んぼの中へ。
 その独特の土の感触に生徒たちは、大はしゃぎ。
 農家が、苗の植え方をやさしく手ほどきすると、すぐにコツを覚えた生徒たちは、おいしいお米になれと念じているかのように集中して植えていました。  

 別の受入れ家庭では、精米機できれいな白米が出てくるところを観察。  田植えから精米されるまでの過程における農家の苦労や喜びの話を聞き、大切にお米を育てている農家の気持ちが、十分伝わったのではないかと思います。
 
 また、ホタル鑑賞に出かけた受け入れ家庭もあり、生徒たちも、その神秘的な光に見とれながらも、あらためてこの地域の澄んだ空気ときれいな水など“自然の豊かさ”に気付かされたことでしょう。


 受け入れにあたって、それぞれの農家がいろいろと工夫をこらし準備して迎えたのもつかの間のこと、楽しかった農村生活もはや終わりの時を向かえました。

 生徒らはお世話になった受入れ農家に歩み寄り、一緒に過ごした時間を振り返っていました。中には、感極まって涙を流す農家のお母さん、帰りたくないと思わず声に出す生徒たちもおり、早すぎるお別れを惜しんでいました。


 その後一向は、本市の生徒との交流のため、大用中学校を訪問しまし。

 最初に、少し緊張気味の常翔啓光学園代表の生徒から有友教育長に、枚方市長の親書が手渡されました。

 枚方市長は、修学旅行で本市を訪れる生徒達を親善大使に任命し、次代に続く友好を願い親書を託したものです。


 対面式の後は、地域の人たちの協力で実現した昼食会です。

 ここでは、常翔啓光学園、大用中両生徒が一緒に田舎寿司づくりを体験しました。

 体験の後はみんなで昼食です。自分たちが苦戦しながら巻いた田舎寿司と、地元のお母さんたちが作ってくれた料理をおいしく頂きました。


●大用中生徒の感想

・1年生男子
 会ったときは全然話せなかったけど、テニスとか一緒にしていたら仲良くなって話ができるようになりました。

 


 昼食後は体育館に戻り、常翔啓光学園の生徒たちによる学校紹介などが行われました。

 学校行事などの紹介のほか、学園伝統の「啓中ソーラン」の披露があったり、ラグビー部の練習のデモンストレーションがあったりと盛りだくさんの内容でした。


●大用中生徒の感想

・2年生女子
 昼食の巻き寿司は一般的なもので、私達は見慣れているけど、啓光学園の人達は珍しそうに見ていた。大阪では余り見たことがないのかな。
 啓光学園の学校紹介やテニス大会、そして記念撮影、最後の最後までみんな笑顔でした。
 来年も来たらいいな。早くも待ち遠しくなりました。

 


 最後はソフトテニスでの交流です。

 大用中は部活がソフトテニス部だけとのことで、生徒全員がテニス経験者です。

 一方常翔啓光学園の生徒たちは、中には少しテニスをしたことがある子も居たようですが、初心者がほとんど。

 しかしそんなことは全く関係なく、生徒たちは交流をとても楽しんでいました。


●大用中生徒の感想

・3年生男子
 最初の自己紹介では少し緊張したけど、啓光学園の生徒も僕の名前を覚えてくれて、僕も彼らの名前を覚えることができた。
 昼食の巻き寿司作りは教えてもらいながら自分たちも挑戦をしました。ご飯を入れすぎて薄焼き卵からはみ出たりしたけど何とか修正できて、自分では結構上手にできたと思いました。自分の作った寿司はとても美味しかった。
ソフトテニス大会では、全員参加で初心者の人に教えるのが大変だったけど、ミニゲームをしてすごく楽しめました。
 交流の最後には、両校の生徒がすごく仲良くなってお互いにプレゼントを交換したりしました。また、川の水が欲しいとのリクエストがあったので、急いで汲んできたらとても喜んでくれました。
 啓光学園の人達に、僕たちの住む四万十市のことをたくさん知ってもらえたと思います。


 本市中村地域では、四万十川、後川流域をモデル地域として、流域一体となったグリーンツーリズムの推進体制の整 備を地元と進めています。

 今回の東富山地区での常翔啓光学園の受け入れも、このグリーンツーリズムの一環です。

 グリーンツーリズムは、農山漁村のもつ豊かな地域資源(自然、人、文化など)を魅力的なものと感じ、やすらぎや癒しに結びつくものとする都会のニーズと、地域の活性化や収入につながるといった地元のニーズを交流により結びつけるもので、今後ますます活発化する傾向にあります。

 市では、この取組みを推進し、さらに交流の輪を広げていきたいと考えています。地域のみなさん、交流の農村(む
ら)づくりにご協力ください。 


ホーム
戻る