土佐くろしお鉄道中村・宿毛線が、今、経営の危機に直面しています。
 将来に向けて自分たちの足ともなる鉄道を残すにはどうしたらよいか、いっしょに考えてみましょう!
土佐くろしお鉄道
中村・宿毛線運営協議会HP

 1970.10.1、中村線開通の日。地域住民にとって待ちに待った鉄道の開通であった。

々減る利用客と鉄道経営の状況

 現在の中村線は、国の赤字ローカル線を第三セクター「土佐くろしお鉄道株式会社」が継承して昭和63年に運行が開始されました。

 開業直後はマイレール存続の気運を後押しに2年間は黒字を計上しましたが、マイカーの普及や高速道路の延伸などから年々利用客が減少し、平成9年の宿毛線開業時には一時的に利用者が増加したものの慢性的な赤字経営は解消されず、今後も毎年2億円近い赤字が見込まれています。

 こうした状況を打開するため、会社においても人員や給与の削減、諸経費の見直しなどにより、約1億円の経費節減を行いましたが、土佐佐賀での土砂災害や追い討ちをかけるように、宿毛駅列車事故が発生。安全性への信頼は揺らぎ、さらには多大な復旧経費の負担によって、このままでは会社は近いうちに運転資金が底をつく状態になっています。


○輸送人員実績の推移
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○経常損益の推移
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治体からの支援

 鉄道経営に対しては、その公益性から自治体が毎年赤字分を補填(ほてん)してきました。

 その資金となっている「鉄道経営助成基金」は開業当時から鉄道経営を助成するために積み立ててきたものですが、ピーク時には12億円近くあった基金も毎年の赤字補填(ほてん)で平成16年度末には約1億6千万円に減少しました。

 そのため、県と関係8市町村は新たに6億円の基金の積み立てを決定しましたが、今の会社の経営状態を考えるとあっという間に底をつくことが予想されます。

 どの自治体も大変な財政難で、これ以上の負担はとても困難な状況であることから、このままで推移すると会社は破綻、つまりは鉄道の存続自体が危ない状況になっています。

○鉄道経営助成基金残高の推移
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 毎日の通学にくろしお鉄道を利用する学生達。

道は大事なみんなの足

 鉄道が無くなったら生活はどう変わるでしょうか?これだけ車が普及すれば鉄道は必要ないと思われる方も多いと思います。しかし本当にそうでしょうか?家族は?また将来は?

 通勤・通学はもちろん、出張や旅行、帰省に利用していませんか?
 高齢化が進む社会で公共交通は必要な交通手段です。
 観光に力を入れている四万十市にとって、鉄道は「お客様」を運んでくれる大切な交通機関です。

 宿毛駅の事故後、「使えなくなって初めて鉄道の便利さが分かった。」という声が多くありますが、無くなってからでは遅いのです。


 お盆の帰省等に利用されるくろしお鉄道。

 特急列車を待つ利用者。

来に残そう!マイレール

 日頃あたりまえのように走っている鉄道。しかし今、中村・宿毛線が存続の岐路に立たされています。

 今後は特急の削減を含む大幅なダイヤの見直しを行い、自治体の支援方法などを含め、将来にわたって存続していける鉄道のあり方を検討していきます。

 しかしながら、利用者の減少という問題は会社と自治体だけで解決できる問題ではありません。

 いま一度、土佐くろしお鉄道の必要性について考えていただくとともに、鉄道を支援する輪を広げ、今まで以上に鉄道を利用してください。

 そして、地域の大切な財産として将来に残すことができるよう、会社と自治体、地域住民が一緒になって鉄道を守り育てていきましょう。


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