平成16年9月15日、私(研修員 王恵君)と国際交流員丁イアは中村市竹島にある、市立四万十農園あぐりっこ研修センターで米茄子の誘引と摘果研修をしました。

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  この研修センターの管理運営担当者弘田一郎さんから、この施設の概要について説明を受けました。この施設は米茄子と普通茄子の栽培研修が行われていて、6名の研修生を受け入れています。

 研修用ハウス6棟は給液装置、細霧装置、開閉天窓などの自動化設備や熱気解消のための換気扇など、幡多地域でも最先端の装備をしているとのこと。

 説明を受けた後、研修生江口さん=鍋島=の研修用ハウスに来ました。入ったら、すぐ37度の暑さと1,500uの広さにびっくりしました。


  早速米茄子の誘引作業を始めました。米茄子の枝をバランスよく4本選んで、仕掛けてある細い紐で巻いて誘引する作業です。

 枝の成長によって、枝が長かったり短かったりしているので、一株について必ず4本の枝を紐で巻けるとは限りません。


 枝を巻くときには、できるだけ軽く、柔らかく巻くようにと気をつけていましたが、紐で葉っぱを切ったり、花にかかって、花が落ちたりしました。私は思わず「申し訳ない、許してね。今度十二分の注意をするから。」と植物に話をかけました。いつの間にか、米茄子を友達のようにしていたのだとふと気が付きました。

 午前中はハウスの気温は37度でした。全身汗でびしょびしょになりましたが、米茄子の世界に夢中になっていたので、気持ちがよかったです。

ビデオ1

 午後に少し休みを取って、摘果作業が始まりました。研修員の江口さんから教えてもらって、実が大きく成長するために同じ茎から伸びる蕾の中から短くて、弱い蕾を摘んで、一本だけ残すという作業です。二人でビニール袋を持って、真剣に蕾を摘み始めました。

ビデオ2

 短くて、弱い蕾は実にはならないかもしれませんが、蕾にまで生長したのに、摘まれて、捨られるのはかわいそうだと思いました。しかし、綺麗で大きな米ナスに成長するために、摘まれた蕾に謝るしかありません。  
 作業の最中、突然頭の上に細い雨が降り出しました。これはハウスの温度を調整するために設けられた細霧装置が働いたためでした。

 競争の中で生き続ける米ナスの花は美しく咲いていました。十日ぐらい経って、実になることを楽しみにしています。

 この日の研修を終える時間になった時、摘果作業はハウスの半分も終わっていませんでした。1,500uもあるこのハウスを一人で作業をするのはとても大変なことだと感じました。しかし、肥料、水、温度の調節は全て機械化されているので、このような設備を持たない農家に比べると楽なのではないかと思いました。
 このような便利な設備を全ての農家が持つことは難しいことかもしれませんが、そういう日が来れば良いなと感じました。

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