6月22・29日の両日、蕨岡中学校では、特別非常勤講師派遣事業で絵画「色作り
と静物画」の授業が行われました。

 講師には土佐山田町立美術館館長北泰子先生をお招きし、中村市造形研究会のメンバーの先生達も加わり、全校生徒31人と一緒に楽しく学びました。

取材・撮影:2004/6/22、29


 先生から「絵が好きですか」と質問され「好き」と答えた生徒は2、3人。「2回の授業が終わるときには必ず絵が好きになります。」と先生の魔法のような言葉にヘぇと、不安げに答えながらもワクワクした気持ちで授業が始まりました。

 まずは、色作り。赤・黄・青の3原色をパレットに出し、思いつくままに混ぜ合わせわずか10分ほどの時間に100を超える色を画用紙にいっぱ
い並べた友達もいました。

 次の課題は、この3原色で色を作りだし、「貝割れ大根」を下書きなしで実物とそっくりに描くことでした。
 植物を描く「コツ」は成長する順を追うこと。最初に茶色の小さな種、細い根、そして、下から上に向いて伸びる茎、最後に葉。
 みんな息も止めるほど集中し、聞こえるのはみんなを応援する蝉の声だけでした。こうして出来上がった貝割れ大根はどちらが本物か見まちがえるほどでした。
 

 初日の最後は、藍色、白を加えて、「黒」「灰色」を作りました。赤・黄・藍が同量でなくては黒にはなりませんので苦労しましたが、この黒を利用して、真っ赤な画用紙いっぱいに実物大の「ねぎ」を描くことに挑戦しました。

 第2回目、モデルは、「イカ」と「スニーカー」です。床に座って、二人一組
でモデルの「イカ」のポーズ作りから始まり、描く順番を習うと直接画用紙に向かって筆を走らせます。
 頭、胴体と描き最後に10本の足をのびのびと描きます。すると、1枚の画用紙では足が入らなくなりました。でも、平気、画用紙をもう1枚足せばいいのです。こんなことは始めてでした。
 こうして、自由に描くことが絵を楽しめるのです。

 だんだんと調子を上げてきた腕前に、次なる挑戦は、絵筆をペンに持ち替えて「スニーカー」。下書きなしで、結んだ「ひも」から直接画用紙に書き始めました。この頃には、生徒の顔にちょっとした自信ができているように感じました。
 最後の作品展は友だちの描いた絵を見て、出来栄えに感心し、再度先生が、質問したところ「絵が好き」と答えた生徒は確実に増えていました。

 こちらから写真をご覧いただけます。

 1日目 Vol.1 Vol.2   2日目 Vol.1 Vol.2  

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