古津賀遺跡群発掘調査

 今、古津賀の遺跡群で発掘調査が行われています。
 今回発掘調査を行っているのは「古墳時代」のものだそうで、左の写真のような土器が出土しています。
 この調査は10月初旬まで行われる予定です。

2003/9/16撮影

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市教育委員会生涯学習課
TEL 0880-34-7311


 発掘する地面が乾かないようにシートを張りながら作業を行います。

※写真の黒いシートは作業員のための日よけ用のシートです。地面の乾燥を防いでいるのは青色のシートになります。


 調査は地面を少しづつ掘り進めながら何度も行われます。
 何層もの地層を、少しづつ掘り進んでいくと、そこに建物を建てたと思われる穴の跡や、水路の跡、そして土器などの埋蔵物が現れます。
 写真の斜面にはこれまで調査した地層が現れています。


 地面を掘り進める作業は大まかにはショベルカーで行いますが、最後のところは手作業になります。
 


 冒頭の脚のついた椀とはまた別の形の椀です。
 両方ともこの遺跡から出土したものですが、作られたのはこの地方ではなく、近畿地方で作られ、この地方に渡ってきたものだとのことです。
 この地方で焼かれた土器は、野焼きのためもっと赤茶色をしているのだそうです。

※写真のような椀は、脚のついたものが「高坏(たかつき)」、脚のないものが「坏(つき)」と呼ばれます。
※これら高温の登り窯で焼かれた灰色の土器は須恵器(すえき)、赤茶色の土器は一般に土師器(はじき)と呼ばれます。

 知識のない人間が見るとただの石ですが、これは古墳時代の砥石だそうです。
 よく見ると物を削った跡が残っています。表面をさわるとつるつるになっています。
 下の写真の「臼玉(うすだま)」などの装飾品を加工するのにもこのような砥石が使われていたそうです。


 これはネックレスなどの装飾品の一部。このような石製品は「臼玉(うすだま)」と呼ばれます。形が石臼に似ているからだそうです。写真は拡大していますが実物は直径5mmほどの大きさです。ちゃんと真中に糸を通す穴が空けられています。
 これらをつなぎ合わせ、中央に勾玉などを飾ったのだそうです。
 しかし、この小さな石飾りをどうやって見つけるのか不思議に思い聞いてみると、やはりかなり慣れた人間でないと難しいことなのだそうです。
「中村市の文化財」