本文
四万十市地球温暖化防止実行計画について
四万十市では、市の事業活動から発生する温室効果ガス(二酸化炭素)の排出の削減などを行うことで地球温暖化対策の推進を図ることを目的として、平成21年度から「四万十市役所地球温暖化防止実行計画」を策定して取り組みを行っています。
平成24年度で第1次計画が終了し、平成25年度からは、平成23年の東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故以降、省エネ・節電等の取り組みがますます重要となってきている状況等を踏まえたうえで第2次計画に取り組み、平成29年度で終了しました。下記のとおり平成30年度からは、第3次計画に基づいて引き続き地球温暖化防止に取り組んでいます。
※平成21年度~平成24年度の第1次計画の取組結果については、こちらをご覧ください。
※平成25年度~平成29年度の第2次計画の取組結果については、こちらをご覧ください。
基準年度
平成28年度(CO2排出量 11,903t)
計画期間
平成30年度から令和4年度までの5年間
目標
令和4年度末までに、CO2排出量を平成28年度比6%以上削減する。
排出源ごとの目標
電気、ガソリン、軽油、A重油、灯油、LPGの使用に伴うCO2排出量の削減
※平成28年度を基準年度として令和4年度末までにそれぞれ6%削減
取り組み例
- クールビズ、ウォームビズの徹底
- 業務に支障のない範囲での部分消灯
- 電力監視(デマンド監視)装置の設置
- エコドライブの実施
- 環境に配慮した自動車の導入
- 両面コピー、ペーパーレス化などによる用紙削減
- グリーン購入
- 新エネルギー設備、省エネルギー設備の導入
計画書
四万十市役所地球温暖化防止実行計画(第3次)[PDFファイル/402KB]
令和2年度の取組実績及び四万十市役所地球温暖化防止実行計画(第3次)の取組結果について
CO2排出量の削減
各エネルギーの使用に伴うCO2排出量計算(実値)
区分 | H28年度基準排出量 (t-CO2) |
R1年度排出量 (t-CO2) |
R2年度排出量 (t-CO2) |
前年度対比 | 28年度対比 |
---|---|---|---|---|---|
電気 | 9,688t-CO2 | 7,078t-CO2 | 5,417t-CO2 | 23.47%減 | 44.09%減 |
A重油 | 1,257t-CO2 | 1,299t-CO2 | 923t-CO2 | 28.91%増 | 26.58%増 |
灯油 | 165t-CO2 | 121t-CO2 | 117t-CO2 | 3.59%減 | 29.57%減 |
LPガス | 430t-CO2 | 432t-CO2 | 361t-CO2 | 16.39%増 | 15.96%増 |
ガソリン | 213t-CO2 | 200t-CO2 | 164t-CO2 | 18.08%減 | 23.06%減 |
軽油 | 150t-CO2 | 118t-CO2 | 116t-CO2 | 1.59%減 | 22.58%減 |
合計 | 11,903t-CO2 | 9,248t-CO2 | 7,098t-CO2 | 23.25%減 | 40.37%減(1) |
電気使用に伴うCO2排出量の算定について
電気使用に伴うCO2排出量は、電気使用量にCO2排出係数を乗じて算定します。
電気使用に伴うCO2排出量=電気使用量×CO2排出係数
このCO2排出係数とは、電気事業者ごとの電気の供給1kWhあたりのCO2排出量を示すもので、発電方法等によって年度ごとに示されています。年度ごとの排出係数で算定する場合、四万十市役所のCO2排出量は、下表の四国電力(株)のCO2排出係数を用いて計算します。電気の排出係数は毎年度変動があり、東日本大震災以降伊方原子力発電所が停止されたことにより火力発電の割合が高くなり、発電に伴うCO2排出量が多くなっています。
集計の結果、上表のとおり令和2年度のCO2総排出量合計は基準年度比で約40.37%(1)減少しています。しかしこの減少は、電気のCO2排出量の算出に用いた係数が平成28年度は0.000651t-CO2/kWhであったものが、令和2年度には0.000382t-CO2/kWhと変動したことが大きな要因となっています。削減量を把握するため、電気のCO2排出量を基準年度の平成28年度の係数に統一して算出すると、令和2年度の総排出量は、下表のとおり基準年度比約8.33%減(2)という結果になっています。
今回、基準年度に平成28年度を設定して以後、初めてCO2排出量の基準年度費削減目標である6%を上回る結果となりました。
年度ごとのCO2排出係数で算出した場合
年度 | 年度別CO2排出量(t-CO2) | 前年度対比 | 基準年度対比 |
---|---|---|---|
H28 |
11,903t-CO2 |
- | - |
H29 | 9,779t-CO2 | 17.84%減 | 17.84%減 |
H30 | 9,574t-CO2 | 2.1%減 | 19.57%減 |
R1 | 9,248t-CO2 | 3.41%減 | 22.31%減 |
R2 | 7,098t-CO2 | 23.25%減 | 40.37%減(1) |
目標 | 11,189t-CO2 | - | - |
各年度を基準年度(H28年度)のCO2排出係数で算出した場合
年度 | 年度別CO2排出量(t-CO2) | 前年度対比 | 基準年度対比 |
---|---|---|---|
H28 | 11,903t-CO2 | - | - |
H29 | 11,866t-CO2 | 0.31%減 | 0.31%減 |
H30 | 11,547t-CO2 | 2.69%減 | 2.99%減 |
R1 | 11,385t-CO2 | 1.73%減 | 4.87%減 |
R2 | 10,912t-CO2 | 4.16%減 | 8.33%減(2) |
目標 | 11,189t-CO2 | - | - |
エネルギー別使用量・対比
排出源ごとに見ていくと、基準年度比6%減の目標を達成できていないエネルギーは、電気(3)のみとなっています。
電気(kwh) | A重油(リットル) | 灯油(リットル) | LPガス(リューベ) | ガソリン(リットル) | 軽油(リットル) | |
---|---|---|---|---|---|---|
H28 | 14,881,636kwh | 463,880リットル | 66,400リットル | 65,654リューベ | 91,873リットル | 58,005リットル |
H28 | 14,797,261kwh | 466,660リットル | 67,698リットル | 68,083リューベ | 94,059リットル | 52,424リットル |
H28 | 14,406,455kwh | 466,360リットル | 58,088リットル | 65,287リューベ | 90,725リットル | 47,307リットル |
R1 | 14,156,768kwh | 479,110リットル | 48,509リットル | 65,969リューベ | 86,282リットル | 45,637リットル |
R2 | 14,180125kwh | 340,580リットル | 46,768リットル | 55,174リューベ | 70,684リットル | 44,910リットル |
目標 | 13,988,738kwh | 436,047リットル | 62,416リットル | 61,715リューベ | 86,360リットル | 54,525リットル |
基準年度対比 | 4.71%減(3) | 26.58%減 | 29.57%減 | 15.96%減 | 23.06%減 | 22.58%減 |
庁内ごみの減量、リサイクルの徹底
令和2年度リサイクル率83%
グリーン購入
グリーン購入とは、物品を購入する時に、まず必要かどうかを考え、必要な時には環境のことを考慮し、製品の原材料から生産、消費、廃棄に至るまで環境への負荷ができるだけ小さいものを選ぶことです。
四万十市では、平成22年12月から四万十市グリーン購入基本方針[PDFファイル/72KB]及び本方針に基づいたグリーン購入実施計画[PDFファイル/138KB]を定め、9種類46品目の重点調達品目について調達率100%を目標に、市役所、学校、保育園等においてグリーン購入に取り組んでいます。
令和2年度分野別調達結果
分野 | 調達率 |
---|---|
紙類 | 86% |
文具類 | 42% |
事務用備品 | 33% |
画像機器等 | 33% |
電子機器等 | 98% |
オフィス機器等 | 100% |
エアコンディショナー等 | 33% |
自動車等 | 88% |
役務 | 42% |
平均 | 62% |