7月10日(金)市立中央公民館で、スジアオノリ報告会を開催しました。

 この報告会は本市と高知大学が開催したもので、市民、漁業関係者など77人の参加がありました。

取材・撮影:2009/7/10


 本市と高知大学は平成19年6月5日に、四万十川・汽水域の環境保全、内水面漁業の振興など、四万十川の資源を生かした地域の活性化を図る事を目的として、連携協定を締結しています。

 平成20年度は国の「地方の元気再生事業」の採択を受け、スジアオノリの生産量アップや有効成分の活用、天然アユを守るための取り組みを進めてきました。

 この報告会では、スジアオノリの生産量アップの取り組みを担当した高知大学の平岡雅規先生、室戸市高岡漁協の菅原拓也研究員、高知大学農学部の辻祐人さんから「四万十川スジアオノリの生態と生産量向上の方策」と題して、研究結果を報告して頂きました。

 左の図表は、四万十川でのスジアオノリ収穫量を年ごとに示したものです。

 昔は、年間50トン以上の収穫がありましたが徐々に減少し、平成18〜20年度の3年間は、3トンを割り込む不作でした。

 平岡先生は、スジアオノリの生育には海水温度が大きく影響している事を指摘。海水温度が上昇すれば、スジアオノリが不作になることが報告されました。

 しかし、海水温度を調整する事はできないので、不作の年でも一定量の収穫を確保するための方法を考える必要があります。

 その方法として、自然石による種苗の育成や、地下水による陸上栽培などを現在研究中である事を聞き、参加者の皆さんは熱心にメモを取っていきます。

 この日は実際に地下水を利用した陸上栽培のスジアオノリも披露して頂き、参加者にとって有意義な報告会となりました。

 平成21年度は、天然スジアオノリ生産量を人工的に調整する可能性を探るため、さらに詳しい実験・調査を進めていく予定です。

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