幡多地方の方言で、「しゃえん」は野菜の意味、「じり」は畑の意味、そして「しゃえんじり」は野菜畑を意味します。

 この一風変わった方言を名前につけたレストランが西土佐口屋内にあります。

撮影・取材:2006/5/15

 「しゃえんじり」は、地元の農家のおんちゃん、おばちゃんが作った野菜や米、捕った魚や肉を、農家のおばちゃんが料理する、農家レストランとして平成17年3月に西土佐口屋内にオープンしました。

 このレストランは、高齢化、過疎化による地域の衰退を危惧する地元の人たちのグループ「地域づくりの会しゃえんじり」が、自分達で職場を作り、自分達で地域を活性化しようと始めたもので、本当に地元の素朴な料理を味わうことができます。

 メニューはバイキング形式で、大人1,000円、小学生700円、幼児300円で、カウンターに並べられた様々な料理を好きなだけ食べることができます。(お味噌汁、コーヒー付)

 初めて入ると最初どうしていいのか少し戸惑ってしまいますが、料金の支払いは先でも後でもかまわないようです。好きな料理をお盆に取り、好きな席について食事を始めるといったスタイルです。

 席は店の外にも用意されていて、美しい四万十川の風景を見ながら食事をすることもできます。

 料理は素朴な田舎の家庭料理で、どれも美味しく、そして懐かしいものばかりですが、中には鹿肉の酢豚風や猪肉のコロッケなど、少し変わったものもあります。コロッケは注文すると揚げてくれるので熱々を食べることができます。


 オープンから1年が過ぎますが、レストランは評判もよく、まずまずのスタートを切れたようです。しかし取材に訪れた日はお昼時にもかかわらず、お客さんの数はまばらな状態でした。

 話を伺うと、この平日の昼間が課題なのだそうです。理由は、この地域の人たちは「しゃえんじり」で出しているような料理を家で食べているからわざわざ食べには来ない、という尤(もっと)もな話。

 さてこの難問をどう克服するのか、また地元の人たちの頑張りが期待されます。


・問合せ先 TEL 0880-54-1477(Fax兼)

・地域づくりの会しゃえんじりHP


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