高知県は東西に細長い地形のため、西部や東部から県中心部に位置する施設は距離的に遠く、道路の整備が進み環境は随分よくなったものの、頻繁に足を運ぶことは躊躇(ためら)われます。
高知県立美術館もそのような施設のひとつです。
そこで高知県立美術館では、県民に広く芸術に触れてもらい、興味を持ってもらうため、なかなか美術館まで足を運べない地域に出向き、移動美術館を開催しています。
しかしこの移動美術館は1年間に僅(わず)か3箇所でしか開催することができず、多くの要望の中から美術館にて開催地を決定しているとのことです。
その3箇所の中の1箇所に今年は蕨岡中学校が選ばれての開催でした。
移動美術館での展示内容は、その回毎に美術館が選定するとのことで、今回は「マルク・シャガール」のリトグラフの他、四万十市や県西部出身の画家の作品など21点が展示されました。
移動美術館は開催される学校のみでなく、広く地域の方々にも無料で開放されています。蕨岡中学校での開催に際しても、同中学校の学校通信で周辺地区に案内がされており、一般の方も来場されていました。
また、この移動美術館は単に展示される美術品のみが来るのではなく、県立美術館の学芸員も同行して開催されます。今回も3人の学芸員が同行されており、学生にも一般の来場者にも作品1点1点を丁寧に説明されていました。
逆に県立美術館で見るよりも気軽に説明を聞くことができたのではないでしょうか。
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