広報しまんとコラム 「人が人らしく」  平成28年9月号 

★人権さまざま★ 137

   四万十市人権大会が7月29日盛大に開催されました。例年のように保幼小中の先生方が大半でしたが、今年は区長会を始め一般の方も多かったようです。

 定刻9時30分メイン会場文化センターで開催、主催者挨拶では中平市長が冒頭、いま話題となっている障害者施設での殺傷事件に触れられました。全国民憤りの障害者差別事件として許されないとの言葉に、私もその思いを新たにいたしました。

 学習は講演で始まり、「子育ち支縁」〜いま高知の現場で〜と題した塚地和久さん(高知新聞編集委員)です。職業柄とはいえ綿密なデータに基づく子供の現状・親や地域の現在を語って惹きつけられました。ご自分の足で具に見聞されての内容だけに、今まで経験したことの無い感動だったと何人かの参加者が伝えてくれました。同感です。

 高新を創る記者さんの熱意にもっと応えられる読者でもありたいとの思いもわき、機会あれば今後も何度でもお聞きしてみたいものと願ったことでした。

 午後は分科会です。

 私の受け持ちは第1分科会―人権確立をめざす教育の創造―を主題に東中筋保育所小野敦子さんの発表です。小規模保育所で、3〜5歳児を合同の部屋で保育する大変さを語ってくれました。しかし先生方は、悩みや試行錯誤はありながらも、決して愚痴を言ったり、感情的になったりは一切いたしません。ひたすら誠実に保育に専心されていられる姿に頭の下がる思いがいたしました。

 後半は同じ部屋で第5分科会です。NPO法人いちいの郷の須山美樹さんの発表です。西土佐大宮地区の「ゆりかごから高齢者まで」の集いや活動の詳細を歯切れ良く感動的に話してくれました。今に滅びるかも知れない土佐山間の小集落に、全員が手を携えて、笑顔で暮らせるには何が大切かを実践されていて、深く教えられました。小さな分科会だけの発表ではまことにもったいない。全市民にも聞いて欲しいと思いました。地域リーダーたちの集まりにぜひ招いて聞いてほしいものです。

 次回は地域の歴史、先人達の業績などにも触れられると内容がより深まるのではと私の感想も話させてもらい、多くの感動に感謝した一日となりました。
 
   四万十市人権啓発講師   
         山本 衞
 

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