広報しまんとコラム 「人が人らしく」  平成25年10月号 

★人権さまざま★ 102

   この夏も恒例の市人権大会が文化センターで開催、約四〇〇人の市民が研修をしました。

 開会式の後、土田光子さんが(大阪教育大)「学びでつながる学習集団づくり」と題して講演。出席者の大半は保幼小中の教職員でしたから大いに参考になったのではと思います。

 午後は分科会で、私は「人権確立をめざす教育の創造」の第4分散会(就学前教育)に参加し、東山保育所の「一人一人を大切にする保育とは」と題しての発表を聞きました。

 保育目標を掲げみんなが同じ思いで保育に臨み、一人一人の子どもにより添いながら、マイナスの面も認めて受け容れているという内容でした。

 園児64名は、中規模とはいえ64通りの子どもがいます。優しい子、素直な子の多い中に、集中力に欠け人の話が聞けない子がいたり、感情のコントロールが年齢相応に発達していない子など、それなりの難しさもあるといいます。直接の保護者のみならず、祖父母や地域社会の助けを受けて感謝の中での保育活動が行われている喜びを伝えてくれました。発表、司会共に経験豊かで、人権意識に基づく内容と運営に感心しました。

 私も発言を求め、園の内外に多くのアンテナを張り、地域の願いに応える保育をして欲しいと改めてお願いをしました。

 続いては、第5分科会「生活課題と学習・啓発活動」です。西土佐地域父親サークル「ラ・パッパ」の上村賢介さん。

 西土佐地域には平成20年から「父親の積極的な育児参加の推進」を目的に、イクメン活動を行っていると言います。

 現在は30代.50代の20名が、(アルコール抜き、母親抜きで)、料理教室、バス遠足、キャンプ、などの活動を通して、子育ての愉しさを父子共に味わう体験を重ねているそうです。私共は、本番前の事前打ち合わせ会に一歳の子どもをスケ(子を背負う帯)でおんぶして登場した上村さんに面食らいましたが、それはとても感動的でもありました。本番の日もそのスタイルで来てと頼みましたが、残念ながらそれはありませんでした。男女共同参画などと難しいことをいわず、さりげなく実践する西土佐スタイルに、心からの拍手をおくりました。

 たぶん県大会でも同じ感動を与えるものと期待しています。
 
   四万十市人権啓発講師   
         山本 衞
 

▲ Back
Copyright Shimanto-City Office All Rights Reserved