広報しまんとコラム 「人が人らしく」  平成21年5月号 

★人権さまざま★49
   とうとう私も、いわゆる後期高齢者の仲間入りとなりました。この世代は、行政をはじめ、さまざまの人たちの支援なしには、生きていけません。老人をかかえる社会はとてもじゃないが大変だと、世間ではよくいわれています。それでも長生きは、生まれてきたものの務めです。心身共に支援を惜しむような地域では、人の世とはいえません。地球上で、老いたものを大切に扱う動物は人類だけなのです。しかしながら、そればかりを当てにする生き方を、老人たちも、望んではいません。目印を掲げてがんばることも必要です。

 私も、来るべき老年を考えて、退職前から生きる目当てをつくりました。カキクケコに、楽しく嬉しくなどの、くの字をつけ、書く、聴く、煦々、希求、 放く、の五項目です。@書く。詩をつくり文を練り、日記を続けています。備忘録のメモをとり、不確かな考えをまとめるために、文章で脳の活性化をと心がけています。A聴く。聞くもありますが、こちらは耳が門の中に入っています。聴くは、耳を大きく外に開き、そのうえ心を十四個もくっつけた漢字です。人の話はよく聴きます。何より連れ合いの言葉に耳を傾けています。B煦々。辞書には、「やわらぎ恵むさま。なごやかに暖かいさま。」とあります。いつも春風のような笑顔でいること。同じ音で九九がありますが、掛け算で増える財布には、まったく縁のない人生を続けています。C希求。通常はキキュウと読み、願いをもとめること。手本とする先人がたくさんいます。伊能忠敬、ー隠居後に全国を九回も歩き日本地図を完成しました。ヘレンケラー、ー三重苦の身で88年の生涯に読み続けた本は一日平均30ページといわれています。D放く。 屁を放くです。体内にガスをためては不健康の因。精神のガスもぶっ放す必要があります。もう一つ、 扱くもあります。自分を甘えさせることなく、散歩や体力作りに励もうと留意しています。

 以上が私の目標ですが、あなた様も心ときめくものがあるはずです。釣り、園芸、囲碁…、人を大好き、恋人がいる…など、いつかまた聴かせてください。
 
   四万十市人権啓発講師   
         山本 衞
 

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