広報しまんとコラム 「人が人らしく」  平成20年1月号 

★人権さまざま★33
   NHKが何年か前「あなたが考える美しいことばを一つだけあげてください」というアンケート調査を実施しています。
 各界で活躍されている著名人を対象にしたもので、その集計結果のベストテンが報告されていますので、今回はそれを紹介したいと思います。
 1位ありがとう、2位さようなら、3位はい、4位さわやか、5位おはようございます、6位わたくし、7位あなた、8位お休みなさい、9位すみません、10位どうぞ、です。
 お気づきと思いますが、ほとんどが日常取り交わす「挨拶」で占められています。日本人は(ひょっとして世界中の人は)挨拶こそ最も「美しいことば」だと思っているようです。
 挨拶を手元の辞書で調べてみますと、『心を開いて相手にせまる』とあります。つまり心が開いていなければ表すことができないのが挨拶なのです。
 ふしぎなのは、次点の11位がありがとうございます、だそうです。1位と同じなのに「ございます」までつけると形式的にすぎると考えられるのでは…とNHKでは分析しています。
 でも私は、たとえ形ばかりだとしても、やらないよりはよっぽどいいと日頃から思っています。中でも「おはよう」は一日の始まりでは欠かせない挨拶です。現職の頃、子どもたちに「登校するまでに年の数だけおはようを言うように」と半ば強制したことがありました。1年生は6回、6年生は11回、退職前の私は60回です。なかなか大変でしたが、子どもに無理強いするならまず自分からと実行したことでした。とても楽しい行動でもありました。
 問題なのは大人たちでした。「おはよういうてもあのオンチャンは返してくれん」と非難する子どもからの声もありました。テレビの有名な番組でスタッフはみなさわやかな挨拶をするのに、何年経っても一度も声に出さない有名人がおります。どんなにいいことを言っても、私はその人を好きにはなれません。
 朝晩の挨拶が誰からも大きな声で交わされる四万十市だとしたら、資源が何一つなくても豊かな町になると思います。では、今日も元気に「オハヨウ!」
 
   四万十市人権啓発講師   
         山本 衞
 

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