広報しまんとコラム 「人が人らしく」  平成19年12月号 

★人権さまざま★32
   子供をめぐる問題がさまざまに取りざたされています。
 今になって子供を育てた頃を思い起こすとき「あの時、ああしておけばよかったのに…」と
いまさらながら臍をかむ思いに満たされてしまいます。親は生涯、自分の育て方の拙さに悔しい思いを持ち続けているものなのかも知れません。でも、ここをこうすれば、あそこをこうしていたら、ほんとうに良かったかどうかは神のみぞ知ることと思います。子育ては千差万別、神経質にならないこと。子供がハタチになるには絶対に二十年がかかります。親子とはいえ、この長い期間、息の詰めっぱなしでは持ちません。粘り強く、あなたの信じるやり方を築き上げてほしいものです。
 私は最低限の基準をドイツのシュタイナーという教育学者の考え方を真似てきました。
 シュタイナーは、人間の成長は七年を周期としていて、どの七年間にも、それぞれ大切な事が一つずつあるといいます。
 第一期(0歳〜7歳)意志を、  第二期(8歳〜14歳)感情を、第三期(15歳〜21歳)思考力を育ててほしい、というのです。
 今回は特に第一期の幼児期について述べてみます。
 この時期彼らは多くの特性をもっています。大の空想好き、質問好き、模倣好きなどです。
とんでもないことを訊いてきたり、ゆめのようなことを本気で話しかけてきます。そんな時頭ごなしに否定したりバカにしたりしないことです。この時期は好奇心が人生最大のピークを迎えるといわれてもいます。あれもしたい、これも見たいなどと、やりたくてたまりません。そのため時には親に逆らい第一反抗期ともいわれています。できればあまりブレーキをかけないで、まずヤラセテみてはどうでしょうか。それが「意志を育てる」ということです。もちろん身の危険や他人に危害を与えないことは最低限の配慮が必要なのはいうまでもありません。また、模倣期は大好きな両親の真似をしてそこから人間を大好きになっていきます。人を好きにさせる(または嫌いにさせる)きっかけとなる時期でもあります。「三つ子の魂」を心豊かに育てて…と心から願うものです。
 
   四万十市人権啓発講師   
         山本 衞
 

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