広報しまんとコラム 「人が人らしく」  平成19年7月号 

★人権さまざま★27
   この文章を読んでくれている人の中に、今もいじめをうけているひとがいますでしょうか。
 その人にぜひしてほしいことがあります。それは、いじめられていることをだれかにきちんと話すということです。
 いじめのことをしゃべったらきみの立場がよけい悪くなると教える人がいるかも知れません。また、自分が強くなるためには自分で解決をめざすべきだという考えかたを、聞かされているかも知れません。
 でも、それではいじめる側をますますつけあがらせることにならないでしょうか。だれかにしゃべることで、きみが追いこまれてしまうことはぜったいにありません。
 それを信じて、まず「話す」ことです。
 そのほかに、次のようなことにも気をつけてみてください。
*できるだけたくさんの友だちの中にいること。
*からかわれたり、いじめられたりしても反応しないこと。なるべく落ちついてみえるようにふるまうこと。
*こづかいや持ちものをとられてもケンカをしないこと。そのていどのことでケガをさせられたのではわりにあいません。
*できるだけすぐに何が誰のせいでおこったのかを考えてくれる相手を見つけ、いっしょにきみのことをなによりも心配してくれる人に相談すること。
*いじめのタネになるような(あだ名や体つきの)ことなどを持ち出されても、どうやって返事をしたらいいか、ふだんに練習をしておくこと。
 これらのどれかひとつでも実行にうつしてみてください。
 いじめっ子は、きみの反応がどうでるかを楽しみにいじめを続けているのだと思います。
 堂々とした態度で、何よりも自分を信じて行動することが、大切ではないでしょうか。
 残念ながらいじめは、大人の世界にも存在しています。大人でも困ったら助けてもらえる場所や組織がつくられています。 きみの味方になる人はきっと
どこかにいます。その人に知恵をさずけてもらい、おたがいにいたわりあいながら生きていける社会を、きみも一緒につくろうではありませんか。
 
   四万十市人権啓発講師   
         山本 衞
 

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