広報しまんとコラム 「人が人らしく」  平成19年6月号 

★人権さまざま★26
   ひところさかんに報道されていたいじめの問題は、もうすっかり片づいたでしょうか。今もまだ苦しんでいる人がいるのではありませんか。
 いじめをひとことでいえば、人をみじめな気持ちにさせることです。そのやり方は、大きく分けて三つの種類があります。
 @暴力をつかったいじめ、
 Aことばをつかったいじめ、
 B仲間はずれにするいじめ、
です。
 いじめるというのは、いろんなことに「いいがかり」をつけることです。いじめっ子はいつもムカつく材料をウの目タカの目でさがしています。たとえば、
*気が弱そうな子、*自分よりも小さくて、弱くて年下の子、*転校生・新入生でおどおどした子、*運動が苦手でチームにも入れてもらえそうにない子、*成長変化が著しい子やオクテの子、*持ち物が派手またはその反対、*両親が世間から注目されている、…などです。
 どこかに「みんなとちがう」ことをなんとか見つけだして、自分は「みんなと同じ」「強い」と思っていたい人が「みんなとちがう」「弱い」ものをさがして攻撃をしかけてくるのです。
 いじめられているほうは毎日のように「おまえのせいでムカついてしかたがない」と言われつづけているわけだから、自分が悪いからこんなことになる、と思いこんでしまいます。
 いじめているほうは、こんなふうに人を思い通りにあやつれるのは、自分に力があるからだと思い、おもしろくてやめられないのです。
 まずはこのような「思いこみ」が、事をおこしているのだということに、早く気づいてほしいと思います。
 いじめられている人もいじめている人もどちらもこのままでいいはずがありません。いじめはもうたくさんだと思ったら、じっくり話を聞いて助けてくれる味方がいります。だれに話を聞いてもらったら一番いいか。それは「自分自身」です。自分は自分をどう思っているのか、自分に聞いてみることが必要なのです。そのためには、自分を信頼して、心から自分に訴えてみることからはじめてみなくてはなりません。(次号へつづく)。
 
   四万十市人権啓発講師   
         山本 衞
 

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